ビザ情報

ワーキングホリデービザ(2nd・3rd)とは?
2026年最新の条件・費用・申請の流れ

1年目のワーホリで「特定の仕事」を経験した方向け、2年目・3年目へ延長するための完全ガイド

📅 2026年9月更新
✍️ SOL留学編集部
🕐 約12分で読めます

「1年目のワーホリが終わりに近づいてきたけど、2年目・3年目はどうすれば延長できるの?」「特定の仕事って具体的に何をすればいいの?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。2026年7月には申請費用の改定もあり、1年目のビザとは条件が異なる部分も少なくありません。

本記事では、オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の公式情報をもとに、ワーキングホリデービザ(2nd・3rd)の対象条件・費用・特定の仕事の要件・申請の流れ・2026年の最新動向までをわかりやすく整理しました。1年目のビザについてはこちらの記事「ワーキングホリデービザ(417)とは?」で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

ワーホリ2nd・3rdビザとは?

ワーホリ2nd・3rdビザとは、1年目(または2年目)のワーキングホリデービザ(サブクラス417)滞在中に、政府が指定する地域・分野で一定期間の「特定の仕事(Specified Work)」を行うことで取得できる、2年目・3年目の延長ビザのことです。

ビザの区分としては引き続きサブクラス417として申請しますが、業界では「2nd Working Holiday visa」「3rd Working Holiday visa」と呼ばれ、1回目とは別に申請する必要があります。1年目のビザ期間中に指定条件を満たせば2年目へ、2年目のビザ期間中に指定条件を満たせば3年目へと、最大で通算3年間オーストラリアに滞在することが可能になります。

2年目(セカンド)の条件

  • 1年目のビザ期間中に88日間の特定就労
  • 約3ヶ月が目安
  • 対象業種・地域の両方を満たす必要あり

3年目(サード)の条件

  • 2年目のビザ期間中に6ヶ月間の特定就労
  • 約179日間が目安
  • 2年目のビザを取得済みであることが前提

延長のメリット

  • 人手不足の分野で就労経験を積める
  • 滞在を最長3年間まで延ばせる
  • 地方での生活・ネットワークが広がる

延長の注意点

  • 業種と地域(ポストコード)の両方の条件が必要
  • 証明書類の準備に時間がかかる
  • 462ビザ保持歴がある場合は対象外
📌 1年目のビザについてはこちら
1年目のワーホリビザ(サブクラス417)の対象条件や費用については、別記事「ワーキングホリデービザ(417)とは?」で詳しく解説しています。

申請条件(対象者の要件)は?

2nd・3rdビザの申請には、直前のビザ期間中の特定就労に加えて、年齢・パスポート・健康など、1年目のビザとほぼ共通する条件を満たす必要があります。

条件 内容
特定就労 直前のビザ期間中に、政府指定の地域・分野で規定日数の特定の仕事を行っていること(2年目は88日間、3年目は6ヶ月間)
年齢 申請時点で18歳以上30歳以下であること(日本のパスポートの場合)
パスポート 協定国(日本を含む)の有効なパスポートを所持していること
過去のビザ歴 過去にワーク・アンド・ホリデー・ビザ(サブクラス462)で入国していないこと(サブクラス417のみの延長が対象)
健康 オーストラリア政府が定める健康基準を満たしていること。求められた場合は健康診断を受診
犯罪歴等 良好な素行を有すること。場合により無犯罪証明書の提出を求められる
扶養家族 子どもを同伴しての申請は不可
⚠️ 年齢の判定タイミング
1年目のビザと同様、ワーキングホリデービザの申請は30歳まで可能となり、これは31歳の誕生日を迎えるまで可能という判断になります。2年目・3年目の申請時も同じ基準で判定されるため、余裕を持って早めに申請することが重要です。
📌 462ビザ保持歴がある場合は対象外
417の2nd・3rdビザは、直前に保持していたのが417ビザである場合のみが対象です。過去にサブクラス462(Work and Holidayビザ)で入国している場合は、417の2nd・3rdビザの対象外となるため注意してください。

申請費用はいくら?(2026年7月改定後の最新料金)

2026年7月1日の制度改定により、2nd・3rdビザの申請費用はいずれもA$1,000です。

1年目の申請費用A$840と比べて2回目・3回目の申請は高く設定されており、旧料金のA$670と比較すると約49%の引き上げとなっています。これは他の多くのビザ区分の値上げ幅(約25%)よりも大きい上昇率です。

申請区分 料金(2026年7月1日〜)
1年目(初回・参考) A$840
2年目(セカンド) A$1,000
3年目(サード) A$1,000
📌 3年間フルで滞在する場合の合計費用の目安
1年目から3年目まですべて申請した場合、申請費だけで合計A$2,840かかる計算になります。これに加えて、渡航費・海外旅行保険・当面の生活費などを見込んでおく必要があります。申請前に、内務省公式サイト(Working Holiday visa subclass 417)で最新の金額を必ず確認してください。
⚠️ 料金は変更される可能性があります
申請費は毎年7月に改定されるのが通例です。申請直前に、内務省公式サイト内のVisa Pricing Estimator(申請費用試算ツール)で最新の金額を必ず確認してください。

特定の仕事(Specified Work)の要件は?

特定の仕事とは、政府が指定する地域(主に地方・リモートエリア)で、指定された分野の労働を規定の期間行うことです。業種と地域の両方の条件を満たす必要があり、片方だけでは認められません。

申請回数 必要な特定就労期間
2年目(セカンドワーホリ) 1年目のビザ期間中に88日間(約3ヶ月)の特定就労
3年目(サードワーホリ) 2年目のビザ期間中に6ヶ月間(約179日間)の特定就労

特定の仕事として認められる主な分野は次の通りです。

    • 農業・畜産・園芸などの一次産業(プラント・アニマルカルティベーション)
    • 漁業・真珠採取業
    • 林業(伐採含む)
    • 鉱業
    • 建設業
    • 災害復興支援に関わる業務
    • 医療・高齢者/障がい者ケア・保育などの重要分野
    • リモート/超リモート地域における観光・宿泊業
📌 対象となる地域はポストコードで指定
特定の仕事として認められるかどうかは、業種だけでなく実施した地域(ポストコード)によっても判定されます。内務省公式サイトのSpecified Work一覧ページで、就労予定地域が対象かどうか事前に確認しておきましょう。
⚠️「1日」の数え方に注意
特定の仕事の日数は、実際に働いた暦日をそのまま数えるとは限りません。フルタイム契約(週35時間程度)であれば、週7日分としてカウントされるなど独自のルールがあります。勤務記録はこまめに残し、雇用主から就労証明書を発行してもらいましょう。

ビザでできること・主な条件は?

2nd・3rdビザでも、1年目と同様に最長12ヶ月間、就労・就学・旅行を組み合わせられますが、滞在期間のカウント方法など一部異なる点があります。

項目 内容
就労 職種の制限なくフルタイムで就労可能。同一雇用主のもとでは原則最長6ヶ月まで
就学 語学学校や専門コースなどでの就学・トレーニングが最長4ヶ月まで可能
滞在開始 ビザ発給から12ヶ月以内に入国する必要がある。入国した日から12ヶ月間の滞在可能期間のカウントが始まる
出入国 ビザ有効期間中は何度でも出入国可能。ただし出国している期間も12ヶ月のカウントに含まれる
⚠️「12ヶ月」の数え方に注意
2nd・3rdビザは、発給日ではなく入国した日から12ヶ月のカウントが始まります。ただし、ビザ自体は発給から12ヶ月以内に入国しないと失効するため、渡航スケジュールには注意してください。また、出国している期間も滞在可能期間としてカウントされるため、一時帰国などを挟む場合は残りの滞在期間を意識しておきましょう。

申請の流れは?

2nd・3rdビザの申請もすべてオンラインで完結しますが、特定の仕事の証明書類の準備が加わる点が1年目との大きな違いです。

Step 1

特定の仕事の証明書類を集める
雇用主から就労証明書(Employment Verification Formなど)を取得し、勤務日数・業種・勤務地を証明する書類をそろえます。

Step 2

ImmiAccountで申請の準備をする
1年目と同じImmiAccount(online.immi.gov.au)を使い、2nd・3rdビザの申請フォームに進みます。

Step 3

必要書類を添付し、申請フォームに入力する
パスポート、資金証明、特定の仕事の証明書類などをアップロードします。

Step 4

申請費を支払い、申請を提出する
クレジットカードなどでA$1,000の申請費を支払い、申請を確定させます。

Step 5

審査結果を確認する
審査完了後、ImmiAccount上でビザ付与の通知が届きます。特定の仕事の証明に不備があると審査が長引く場合があるため、書類は正確に準備しましょう。

2026年の最新動向は?

⚠️ 申請費用が2026年7月1日に引き上げ
2nd・3rdビザの申請費用はA$670からA$1,000へと引き上げられました(約49%増)。他の多くのビザ区分の値上げ幅(約25%)よりも大きな上昇率となっています。詳細は上記「申請費用」セクションをご覧ください。
⚠️ 4ヶ国のパスポート保持者を対象に年齢上限が35歳に
2026年7月1日から、キプロス・フィンランド・ドイツ・韓国のパスポート保持者に限り、申請可能年齢の上限が30歳から35歳に引き上げられました。この変更は1年目だけでなく2nd・3rdビザにも同様に適用されます。日本のパスポート保持者は引き続き18歳から30歳までが対象です。

あわせて、年齢条件の判定タイミングが「審査時点」から「申請時点」に変更されており、期限内に申請さえ済ませておけば、審査中に誕生日を迎えても問題ないルールとなりました。この変更も2nd・3rdビザの申請に同様に適用されます。オーストラリアの移民制度は今後も見直しが行われる可能性があるため、渡航直前には必ず内務省公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

よくある質問 FAQ

2年目のビザ申請には何日分の特定の仕事が必要ですか?

1年目のビザ期間中に、政府指定の地域・分野で88日間(約3ヶ月)の特定の仕事を行っている必要があります。

特定の仕事はどんな仕事でも対象になりますか?

いいえ。農業・畜産などの一次産業、漁業、林業、鉱業、建設業、災害復興支援、医療・介護・保育などの重要分野、リモート地域での観光・宿泊業など、指定された業種かつ指定地域(ポストコード)で行った仕事のみが対象です。

462ビザで入国したことがある場合、417の2nd・3rdビザは申請できますか?

いいえ。417の2nd・3rdビザは、直前に保持していたのが417ビザである場合のみが対象です。462ビザで入国している場合は対象外となります。

2年目・3年目のビザ申請費用はいくらですか?

2026年7月1日の改定以降、2年目・3年目とも申請費用はA$1,000です。

3年目のビザの後、さらに4年目は申請できますか?

いいえ。417ビザは最大3回(1年目・2年目・3年目)までが上限で、4年目以降の延長制度はありません。引き続き滞在したい場合は、学生ビザや技術ビザなど別の種類のビザへの切り替えを検討する必要があります。

SOL留学のサポート

2nd・3rdビザは、特定の仕事の探し方や証明書類の準備を一歩間違えると、条件を満たしていても延長できないというケースが起こりえます。SOL留学では、1年目の渡航プランニングの段階から2年目・3年目を見据えて、以下のようなサポートを行っています。

政府登録移民エージェント(MARA登録エージェント)と連携しながら、お一人おひとりの状況に合わせて最適な延長プランをご提案します。まずは1年目のワーホリビザのページで全体像を確認したり、ビザ一覧から他のビザとの比較をしてみるのもおすすめです。

  • 特定の仕事が可能な求人・地域のご案内
  • 就労証明書など必要書類の準備サポート
  • 2nd・3rdビザ申請書類の準備サポート
  • 3年目以降の学生ビザ・永住プランへの切り替えご相談

「自分の仕事が特定の仕事に該当するか分からない」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

📝 まとめ:2nd・3rdビザは「特定の仕事」の早めの計画がカギ

ワーホリ2nd・3rdビザは、1年目・2年目のビザ期間中に指定地域・業種での特定の仕事を積み重ねることで、最大3年間までオーストラリア滞在を延ばせる制度です。ただし2026年7月には申請費用の引き上げがあり、1年目よりも高い申請費用がかかる点には注意が必要です。

特定の仕事に該当する業種・地域を早い段階で調べ、就労証明書などの書類をこまめに準備しておくことが、スムーズな延長のカギになります。1年目の渡航を計画する段階から、2年目・3年目までを見据えてプランを立てることをおすすめします。

 

2nd・3rdビザへの延長プランについて、無料で相談してみませんか?

SOL留学のカウンセラーが、あなたの状況に合わせた延長プランをご提案します
LINEで無料相談する