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サブクラス491ビザ(技術・地方ビザ)とは?条件・費用・191永住権への移行まで解説

地方エリアで働く技術移住者のための、ポイントテスト制5年間の暫定ビザ

📅 2026年8月更新
✍️ SOL留学 編集部
🕐 約9分で読めます

サブクラス491ビザ(Skilled Work Regional (Provisional) visa)は、州・準州政府または地方在住の家族からの推薦(ノミネーション/スポンサー)を受けた技術者が、オーストラリアの「地方指定エリア」で最長5年間生活・就労・就学できる暫定的な技術移住ビザです。189ビザ(技術独立ビザ)と同じくポイントテスト制ですが、ノミネーションにより15点のボーナスポイントが加算されるため、189ビザでは点数が届かない方にとって現実的な永住権取得ルートになります。3年間地方エリアで生活・就労した後は、永住権であるサブクラス191ビザへの移行が可能です。

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📋 この記事でわかること

    • 491ビザとはどのようなビザか
    • 申請条件(年齢・英語力・ポイントなど)
    • 申請費用の一覧
    • ポイントテストと15点ボーナスの仕組み
    • 申請の流れ
    • 対象となる「地方指定エリア」
    • 189ビザ・190ビザとの違い
    • 191永住ビザへの移行方法

491ビザ(Skilled Work Regional Visa)とは?

491ビザは、州・準州政府からのノミネーション、または地方エリアに住む適格な家族からのスポンサーを受けた技術者に対して発給される、5年間有効の暫定技術移住ビザです。ビザ保持者とその家族は、オーストラリアの「地方指定エリア」内でのみ生活・就労・就学することが条件となります。

取得ルートは以下の2種類があり、実務上は圧倒的に州政府ノミネーションを利用するケースが多くなっています。

ルート1:州・準州政府ノミネーション

  • 各州・準州が指定する職業リストに該当する職種が対象
  • 州ごとに募集枠・条件・審査基準が異なる
  • 年間の受入枠に達すると当該年度中は募集停止になることがある

ルート2:地方在住の家族によるスポンサー

  • 永住権・市民権を持つ適格な家族が地方エリア在住であることが条件
  • 州政府の審査を経由しないため、対象職業や条件は連邦政府基準による
  • 該当する家族関係の範囲は限定的なため、事前確認が必要

いずれのルートも、ノミネーション(推薦)またはスポンサーが承認されると、ポイントテストに15点のボーナスが加算された状態でオーストラリア政府(Department of Home Affairs)へ本申請を行う権利(Invitation to Apply)が与えられます。

491ビザの申請条件は?

491ビザの申請には、年齢・英語力・技能・ポイントなど、連邦政府が定める基準と、州・準州政府(またはスポンサー家族)が定める追加基準の両方を満たす必要があります。

項目 基準
年齢 Invitation(招待)を受け取る時点で45歳未満
職業 対象の地方職業リストに掲載されている職種であること
スキルアセスメント 該当職種の審査機関による有効なポジティブ判定を取得していること
英語力 Competent English以上(IELTS各技能6.0以上、または同等スコア)
ポイントテスト ノミネーション・スポンサーの15点を含め、合計65点以上
ノミネーション/スポンサー 州・準州政府のノミネーション、または地方在住の適格な家族によるスポンサーが必要
EOI(Expression of Interest) SkillSelectを通じて提出し、Invitation to Applyを受けていること
📌 実際のボーダーラインはより高めです
制度上の最低ラインは65点ですが、人気の職種や州では、実際のInvitationは85〜100点前後で発給されるケースが多く見られます。ご自身の職種・州における最新の目安は、必ずSOL留学までお問い合わせください。

491ビザの費用はいくら?

主申請者の政府申請費用(Visa Application Charge)は2026年7月時点でAUD 6,140からとなっており、これに配偶者や子どもを追加する場合は1人ごとに追加費用がかかります。政府費用は原則として毎年7月1日に改定されるため、申請時期が近い場合は最新のVisa Pricing Estimatorで必ず確認してください。

申請者区分 費用(AUD) 備考
主申請者 6,140ドル〜 2026年7月1日改定後の基本料金
18歳以上の同行家族 3,070ドル〜 配偶者・パートナーなど
18歳未満の同行家族 1,535ドル〜 子どもなど

政府申請費用に加え、以下のような付帯費用が発生します。

  • スキルアセスメント費用:職種・審査機関により500〜2,000ドル程度
  • 英語試験(IELTS/PTEなど):1回あたり400ドル前後
  • 健康診断:1人あたり400〜600ドル程度
  • 警察証明書:取得国ごとに50〜100ドル程度
  • 州によってはノミネーション処理費用が別途必要な場合あり
⚠️ 政府申請費用は返金されません
ビザが却下された場合や申請を取り下げた場合でも、Visa Application Chargeは返金されません。書類不備による却下を避けるためにも、出願前の入念な準備が重要です。

ポイントテストの仕組みは?(15点ボーナスとは)

491ビザのポイントテストは189ビザ・190ビザと共通の採点表を使用しますが、州・準州のノミネーションまたは家族のスポンサーを受けることで、他の技術移住ビザにはない15点のボーナスポイントが自動的に加算されます。

ポイントの主な加算項目

  • 年齢(最大30点)
  • 英語力(最大20点)
  • 就労経験(オーストラリア国内・国外、それぞれ加算あり)
  • 学歴(最大20点)
  • 配偶者の技能・英語力
  • 州・準州ノミネーション、または家族スポンサー:+15点

この15点は、189ビザで点数が届かない申請者にとって最も大きなアドバンテージです。基礎点が70点前後の方でも、491ビザでは実質85点相当として評価されるため、招待を受けられる可能性が大きく高まります。正確な採点は職種・年度によって変動するため、ポイント計算ページもあわせてご確認ください。

491ビザの申請の流れは?

491ビザの申請は、スキルアセスメントの取得からEOI提出、州ノミネーション、本申請まで複数のステップで進みます。州によって手続き詳細は異なりますが、大まかな流れは以下の通りです。

Step 1

スキルアセスメントの取得
対象職種の審査機関からポジティブなスキルアセスメントを取得します。

Step 2

英語試験の受験
IELTSまたはPTEなどでCompetent English以上のスコアを取得します。

Step 3

EOI(Expression of Interest)の提出
SkillSelectを通じてポイントや希望州などを登録します。

Step 4

州・準州へのノミネーション申請(または家族スポンサー申請)
希望する州・準州の追加条件を確認し、ノミネーションを申請します。

Step 5

Invitation to Applyの受領
ノミネーションが承認されると、+15点が加算された状態で招待を受けます。

Step 6

本申請の提出
招待から60日以内に、必要書類とVisa Application Chargeとともに本申請を行います。
📌 処理期間の目安
州ノミネーションを伴うルートの場合、EOI提出からビザ発給まで概ね12〜24か月程度が目安です。実際の処理期間は職種・州・申請時期によって変動するため、最新情報はSOL留学までお問い合わせください。

対象となる「地方指定エリア」とは?

491ビザの条件(Condition 8579)では、ビザ保持者とその家族が、ビザ有効期間中は「地方指定エリア(Designated Regional Area)」でのみ生活・就労・就学することが義務付けられています。

パース、アデレード、ゴールドコースト、キャンベラ、ホバート、ニューカッスル、ジーロングなど、シドニー・メルボルン・ブリスベンの主要都市部を除くオーストラリアの大部分が対象エリアに含まれます。メルボルン近郊でも、モーニントン半島やパケナムなど一部の地域は地方指定エリアとして扱われます。

⚠️ 対象エリアは政府が随時見直しています
地方指定エリアの区分(郵便番号ベース)は政府により更新されることがあります。引っ越しや就職を検討する前に、必ずDepartment of Home Affairsの公式ページで最新の対象エリアを確認してください。

189ビザ・190ビザとの違いは?

189ビザ・190ビザ・491ビザはいずれもポイントテスト制の技術移住ビザですが、居住地の制限とビザの性質(永住/暫定)に大きな違いがあります。

項目 189ビザ 190ビザ 491ビザ
ビザの性質 永住権 永住権 暫定ビザ(5年間)
ノミネーション 不要 州・準州政府 州・準州政府、または家族
ボーナスポイント なし +5点 +15点
居住地の制限 なし 州により一定期間の居住義務あり 地方指定エリアでの生活・就労・就学が必須
永住権への移行 該当なし(既に永住権) 該当なし(既に永住権) 3年後に191ビザへ移行可能

189ビザについて詳しくは技術独立ビザ(189)のページもご覧ください。ご自身の職種・ポイント状況からどのビザが現実的か迷う場合は、SOL留学のカウンセリングでルートを一緒に整理することができます。

491から191永住ビザへどう移行する?

491ビザ(または494ビザ)を保持し、地方指定エリアで一定期間生活・就労した方は、永住権であるサブクラス191ビザへ申請できます。191ビザには州のノミネーションもポイントテストも不要です。

191ビザの主な条件

  • 491または494ビザで、地方指定エリアに3年以上居住していること
  • ビザ有効期間5年のうち3つの課税年度分について、ATO(豪州税務当局)の納税通知書(Notice of Assessment)を提出できること
  • 491・494ビザの条件(地方居住義務など)を継続して遵守していたこと
📌 収入要件について
2026年8月時点で、191ビザには法定の最低収入基準は設けられていません。ただし、3年分の納税実績(ATO Notice of Assessment)の提出が必須であるため、勤務実態と納税記録を継続して残しておくことが重要です。この基準は今後の制度改定により変更される可能性があるため、申請前に必ず最新情報をご確認ください。

191ビザが認められると、地方エリアの制限なくオーストラリア国内のどこでも生活・就労できる永住権が付与されます。

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よくある質問 FAQ

491ビザはどのくらいの期間有効ですか?

491ビザは発給から5年間有効な暫定ビザです。この期間中は地方指定エリアでの生活・就労・就学が条件となります。3年以上その条件を満たすと、永住権であるサブクラス191ビザへの申請が可能になります。

491ビザの費用はいくらですか?

2026年7月時点で、主申請者の政府申請費用はAUD 6,140からです。同行する18歳以上の家族は約3,070ドル、18歳未満の子どもは約1,535ドルが別途必要です。政府費用は毎年7月1日に改定されるため、申請前に最新料金を確認してください。

オーストラリアのどのエリアが「地方指定エリア」に含まれますか?

シドニー・メルボルン・ブリスベンの都市中心部を除く、パース、アデレード、ゴールドコースト、キャンベラ、ホバートなど、オーストラリアの大部分が対象です。対象エリアは政府により見直されることがあるため、公式サイトでの最新確認をおすすめします。

189ビザと491ビザ、どちらを選べばいいですか?

189ビザは居住地の制限がない永住権ですが、要求されるポイントが高くなりがちです。491ビザは15点のボーナスがあるため、189では点数が届かない方でも招待を受けやすくなりますが、地方エリアでの生活が条件になります。ご自身の点数と希望する生活スタイルから判断することが大切です。

491ビザから191永住ビザへは自動的に移行しますか?

自動移行ではなく、別途191ビザへの申請が必要です。地方指定エリアでの3年以上の居住・就労、および3課税年度分のATO納税通知書の提出が主な条件で、条件を満たしていれば追加のポイントテストや州のノミネーションは不要です。

SOL留学のサポート

491ビザは、対象職業リスト・州ごとの募集条件・ポイントの目安が頻繁に更新されるビザです。SOL留学では、皆さんの学歴・職歴・ポイント状況をもとに、189・190・491のどのルートが現実的かを一緒に整理し、コース選び・スキルアセスメント・EOI提出までサポートしています。

    • ポイントテストの無料シミュレーション
    • 対象職業・州ごとの最新ノミネーション条件のご案内
    • コース選びから卒業後の永住権ルートまで一貫したご相談

ビザ条件は改定が多い分野のため、この記事の内容だけで最終判断をせず、必ず出願前に最新の公式情報とあわせてご相談ください。

📝 まとめ:491ビザは地方就労を条件に、永住権への現実的なルートを開くビザ

491ビザは、189ビザほどの高いポイントが無くても、州・準州のノミネーションや家族のスポンサーによる15点のボーナスを活用して技術移住を目指せるビザです。地方指定エリアでの生活・就労が条件となりますが、3年後には永住権である191ビザへの移行が可能です。

費用・対象職業・地方エリアの区分は改定されることが多いため、申請前に必ずDepartment of Home Affairsの公式情報を確認し、不明点はSOL留学までお気軽にお問い合わせください。