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技術独立ビザ(サブクラス189)とは?2026年最新の条件・費用・申請の流れ

スポンサー不要、ポイントテストだけでオーストラリア永住権を目指せるビザを徹底解説

📅 2026年8月更新
✍️ SOL留学編集部
🕐 約10分で読めます

技術独立ビザ(サブクラス189)は、企業や州政府からのスポンサーを一切必要とせず、個人の経歴とスキルだけでオーストラリアの永住権を取得できる数少ないビザです。とはいえ「何点あれば申請できるのか」「費用はいくらかかるのか」「2026年に制度がどう変わったのか」など、最新情報を正確に把握するのは簡単ではありません。

本記事では、オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の公式情報をもとに、189ビザの対象条件・ポイントテストの内訳・申請費用・申請の流れ・2026年の最新動向までをわかりやすく整理しました。

技術独立ビザ(189)とは?

技術独立ビザ(サブクラス189)は、雇用主・州政府・家族のいずれからもスポンサーを受けずに、ポイントテストのスコアだけでオーストラリアの永住権を取得できる「ポイント制」の永住ビザです。付与されると、オーストラリア国内のどこでも期限なく居住・就労・就学でき、Medicare(公的医療制度)の利用や将来的な市民権申請の道も開かれます。

他のスキルドビザと違い、雇用主の内定や州政府の指名を待つ必要がなく、EOI(Expression of Interest:興味表明)のスコアだけで招待の可否が決まる点が最大の特徴です。

189ビザの主な特徴

  • 雇用主・州政府のスポンサー不要
  • 居住地域の制限なし(州指定なし)
  • 永住権として付与(取得後すぐにPR)
  • 配偶者・子どもを同時に申請可能

似ているビザとの違い

  • 190(州政府指名):追加5点だが対象州での居住義務あり
  • 491(地方指名):追加15点だが指定地域での居住義務あり
  • 189は義務・条件が最も少ないぶん、必要ポイントは高くなりやすい

申請条件(対象者の要件)

189ビザの招待を受けるには、次の5つの条件をすべて満たす必要があります。1つでも欠けると、ポイントが高くてもEOIは招待対象になりません。

条件 内容
対象職種 MLTSSL(Medium and Long-term Strategic Skills List)に掲載された職業を指名していること
技術審査 指名職種に対応する審査機関(VETASSESS、Engineers Australia、ACS など)から有効な技術審査(Skills Assessment)を取得していること
ポイントテスト EOIのポイントテストで65点以上を獲得していること(最低ラインであり、招待されるとは限らない)
年齢 招待を受ける時点で45歳未満であること
英語力 Competent English以上(IELTS各項目6.0相当)の英語力があること
⚠️ 65点はあくまで最低ラインです
2026年6月に行われた直近の招待ラウンドでは、職種によって75〜100点超のスコアでなければ招待されないケースが多数報告されています。65点でEOIを登録できても、実際に招待されるまで数ヶ月〜数年待つ可能性がある点に注意してください。

正確なポイントの計算は、内務省のポイント計算ツールに加え、SOL留学のポイント計算ページでも確認できます。対象職種がMLTSSLに掲載されているかどうかは、MLTSSL一覧ページから確認しましょう。

ポイントテストの内訳

189ビザのポイントテストは、年齢・英語力・就労経験・学歴など複数の項目の合計で計算されます。代表的な項目と配点の目安は以下の通りです(詳細な条件は内務省の公式ポイント表をご確認ください)。

項目 条件の目安 最大配点
年齢 25〜32歳が最も高得点。18〜24歳・33〜39歳はやや低め、40〜44歳はさらに低め 30点
英語力 Superior English(IELTS各8.0相当)で満点。Proficient Englishは10点、Competent Englishは0点 20点
就労経験(海外+豪州) 指名職種または関連職種での過去10年以内の実務経験(海外分・豪州分の合算で上限あり) 20点
学歴 博士号で最大、学士号以上で15点など、学位レベルに応じて変動 20点
その他(豪州での就学要件・専門年度・配偶者スキルなど) 豪州での2年以上の就学、STEM分野の学位、配偶者の技術要件クリアなど 各項目ごとに変動
📌 1つの項目につき1つのスコアのみ
同じカテゴリー内で複数の条件に該当していても、加点されるのは最も高いスコア1つだけです(例:英語力がProficientとSuperiorの両方の基準を満たす場合、Superiorの20点のみが加算されます)。

申請費用(2026年7月改定後の最新料金)

オーストラリアの査証料(Visa Application Charge/VAC)は、2026年7月1日に全体で約25%引き上げられました。189ビザの主申請者の料金は、A$4,910からA$6,135へ改定されています。

申請者区分 料金(2026年7月1日〜)
主申請者 A$6,135
同行者(18歳以上) A$3,070
同行者(18歳未満) A$1,540
📌 査証料以外にもかかる費用
上記は内務省へ支払う査証料のみの金額です。実際にはこれに加えて、技術審査費用(機関により異なる)、英語試験の受験料、健康診断費用、無犯罪証明書の取得費用などが必要になります。ご家族での申請の場合、総額でA$10,000〜15,000程度を見込んでおくと安心です。
⚠️ 料金は変更される可能性があります
査証料は毎年7月に改定されるのが通例です。申請直前に、内務省の公式サイト内にあるVisa Pricing Estimator(査証料金試算ツール)で最新の金額を必ず確認してください。

申請の流れ

189ビザの申請は、大きく分けて5つのステップで進みます。招待(ITA)を受け取ってからが本申請のスタートで、EOI登録から招待までの期間は人によって大きく異なります。

Step 1

技術審査(Skills Assessment)を受ける
指名したい職種に対応する審査機関に申請し、職務経歴・学歴が基準を満たしているかの審査を受けます。結果が出るまで数週間〜数ヶ月かかることがあるため、早めの着手がおすすめです。

Step 2

SkillSelectでEOIを登録する
英語力の証明・技術審査の結果などをもとにEOI(興味表明)をオンラインで登録します。EOI自体は無料で、65点以上でなければ登録できません。登録後は2年間有効です。

Step 3

招待(ITA)を受け取る
内務省が定期的に開催する招待ラウンドで、スコアの高い順に招待が送られます。招待を受け取ったら、60日以内に本申請を完了させる必要があります。

Step 4

本申請・書類提出
オンラインで正式な189ビザ申請を行い、健康診断・無犯罪証明書・雇用証明などの必要書類をアップロードします。

Step 5

審査・ビザ発給
内務省が公表しているデータでは、申請の約半数が6ヶ月前後、9割が12〜15ヶ月程度で処理される傾向にありますが、書類の不備や追加確認により前後します。処理期間は内務省サイトで毎月更新されるため、申請前に最新の目安を確認しましょう。

2026年の最新動向

⚠️ 査証料が2026年7月1日に引き上げ
Home Affairs Legislation Amendment(2026年措置No.1)規則により、189ビザを含むスキルドビザの査証料が全体で約25%引き上げられました。詳細は上記の「申請費用」セクションをご覧ください。
⚠️ 2026-27年度の移民プログラムが開始
2026年7月1日から新しい移民プログラム年度(2026-27年度)が始まり、永住枠は全体で185,000人分と発表されています。189ビザの新しい招待ラウンドの日程は、2026年8月時点でまだ公式発表されていません。直近では2026年6月4日に2025-26年度最後の招待ラウンドが行われ、60職種以上に招待が送られました。

SkillSelectへのEOI登録自体はいつでも可能です。招待ラウンドの日程は数日前にしか公表されないことが多いため、対象条件を満たしたら早めにEOIを登録し、スコアを最新の状態に保っておくことが重要です。

よくある質問 FAQ

189ビザは学生ビザから直接申請できますか?

はい、可能です。ただし、学生ビザの在留中に189ビザの条件(技術審査・65点以上のポイント・英語力など)を満たしておく必要があります。多くの方は、卒業後にまず卒業生ビザ(サブクラス485)を取得し、その間に就労経験や英語力を積み上げてから189ビザのEOIを登録しています。

65点あれば必ず招待されますか?

いいえ、65点はEOIを登録できる最低ラインにすぎません。実際の招待は、同じ職種の中でスコアが高い人から順に決まる競争制のため、人気職種では75〜100点超のスコアが必要になることも珍しくありません。

配偶者がいるとポイントは有利になりますか?

配偶者が一定の英語力・年齢・技術審査などの条件を満たしている場合、追加ポイントが加算されることがあります。条件を満たさない場合でも申請への影響はありませんが、加点を狙う場合は配偶者側の書類準備も早めに進めておくとよいでしょう。

申請から永住権取得までどれくらいかかりますか?

EOI登録から招待までの期間は職種とスコアによって数ヶ月〜数年と幅があり、内務省も公式な目安を公表していません。招待を受けて本申請を提出した後は、申請の約半数が6ヶ月前後、9割が12〜15ヶ月程度で処理される傾向にあります。

190ビザや491ビザとの違いは何ですか?

190ビザ(州政府指名)は追加5点、491ビザ(地方指定・州政府または家族指名)は追加15点が得られる一方、それぞれ指名した州や地域での一定期間の居住義務があります。189ビザは居住義務がない代わりに、追加ポイントがないため必要スコアが高くなりやすいのが違いです。

SOL留学のサポート

189ビザは条件がシンプルに見える一方、ポイント計算や職種選定、技術審査機関の選び方を一歩間違えると、時間と費用を大きく無駄にしてしまう可能性があります。SOL留学では、永住権取得を見据えた学校選び・コース選定の段階から、以下のようなサポートを行っています。

登録移住斡旋業者(MARA登録エージェント)と連携しながら、お一人おひとりの状況に合わせて最適な永住プランをご提案します。

  • MLTSSL対象職種に合わせたコース・学校選び
  • ポイントテストのシミュレーションと不足項目の洗い出し
  • 技術審査(Skills Assessment)の準備サポート
  • MARA登録エージェントによるビザ申請サポートのご案内

「自分は189ビザの対象になるのか分からない」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

📝 まとめ:189ビザは「スポンサー不要」だからこそ早めの準備がカギ

技術独立ビザ(189)は、雇用主や州政府のスポンサーを必要とせず、ポイントテストのスコアだけで永住権を目指せる貴重なビザです。ただし65点という最低ラインと、実際に招待される点数の間には大きな差があるのが2026年の実情です。

対象職種の確認、技術審査の取得、ポイントの底上げは、いずれも数ヶ月単位の時間がかかります。永住を見据えている方は、留学中・在学中の早い段階から逆算して準備を始めることをおすすめします。

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