英語力別
オーストラリア大学進学ガイド
IELTS 6.0・6.5・7.0・7.5で目指せる専攻
オーストラリアの大学進学では、希望する大学や専攻によって必要な英語力が異なります。一般的にIELTS 6.0〜6.5前後が目安になることが多い一方、一部専門職分野においてはIELTS 7.0以上が求められるケースも多くあります。英語力が足りない場合でも、EAP、Foundation、Diplomaなどの進学ルートを使える可能性があるため、現在のスコアだけで判断せず、希望専攻・学歴・将来のキャリアに合わせて進学方法を選ぶことが大切です。
IELTSスコア別に見るオーストラリア大学進学の目安
オーストラリア大学の英語条件は、大学ごとだけでなく、専攻や学位レベルによって異なります。同じ大学内でも必要な英語スコアが違うことが多く、予定していたスコアより高く必要になることも珍しくありません。
以下は、英語力別に検討しやすい進学オプションの目安です。
| IELTSスコア | 検討しやすい専攻 | 進学ルート |
|---|---|---|
| IELTS 6.0 | 一部ビジネス・観光、IT、人文学部など | 直接入学、Diploma(準学士)、Foundation、EAPコース経由 |
| IELTS 6.5 | ビジネス、IT、エンジニアリング、建築、サイエンスなど幅広い専攻 | 直接入学、Diploma(準学士)、Foundation、EAPコース経由 |
| IELTS 7.0 | 看護、教育、ソーシャルワーク、一部の法学・医療系 | 直接入学、Diploma(準学士)、Foundation、EAPコース経由 |
| IELTS 7.5 | 一部教育、医療・クリニカル系、高度専門職関連 | 高い英語力と追加条件が必要な場合が多い |
こちらの内容はあくまで一般的な目安です。実際の入学条件は大学、コース、年度、入学時期によって異なるため、必ず希望コースごとに確認しましょう。
📌 留学カウンセラーメモ
進学準備英語コース(EAPやIELTS対策コースなど)を経由して入学するPathwayは、IELTS7.0相当以上が必要なコースの場合、利用できない、または制限があるケースも少なくありません。また、Pathway経由の場合は奨学金対象外になる大学もあるため注意が必要です。
IELTS 6.0で目指せる専攻・進学ルート
入学条件がIELTS 6.0の場合、比較的英語条件が低めに設定されている専攻や大学を中心に検討できます。
人気の専攻例は以下の通りです。
- ビジネス・マーケティング
- ホスピタリティ・観光
- 一部IT・デザイン
- 一部エンジニアリング
ビジネスやIT分野では、基礎科目を多く含むプログラムでIELTS 6.0を条件としているケースもあります。
万が一英語力が足りない場合は、EAPなどのEnglish Pathwayを利用したり、入学条件がIELTS5.5相当からスタートできるDiploma(準学士課程)経由で大学編入を目指したりする方法もあります。
📌 留学カウンセラーメモ
専攻だけでなく、大学によってはほとんどの学士課程でIELTS 6.0を条件としているケースもあります。例として、トーレンス大学、サザンクロス大学、カーティン大学、ヴィクトリア大学などが挙げられます。
IELTS 6.5で目指せる専攻・進学ルート
IELTS 6.5相当の条件は、オーストラリア大学進学で最も一般的な目安の一つです。多くのBachelorやMasterで、IELTS Overall 6.5、各バンド6.0以上が基準になることがあります。
また、条件を満たしていない場合でも、大学付属カレッジや提携学校におけるDiploma、IELTS対策コースやEAPコースを経由して進学できるケースがあります。
IELTS 6.5で検討しやすい人気分野は以下の通りです。
- ビジネス・マネジメント、マーケティング
- 会計・ファイナンス
- IT・データサイエンス
- デザイン、建築、エンジニアリング
- 一部の教育学
- 環境学
会計やエンジニアリング、教育などは、大学入学条件とは別に卒業後の職業登録や技術査定が関係する場合があります。将来的に就職や永住を考えている場合は、英語条件だけでなくコース認定や卒業後の進路も確認することが重要です。
📌 留学カウンセラーメモ
英語条件を満たすためにEAPコースなどを利用するのは有効ですが、Foundationコースは英語力ではなく高校科目や学力要件を補うためのコースです。高校卒業後すぐの進学の場合は、Diplomaコースを経由することで大学2年次への編入につながるケースもあります。
IELTS 7.0で目指せる専攻・進学ルート
一般的な条件より高いIELTS 7.0以上になると、看護、教育、ソーシャルワーク、法律、医療系など、一部の専門職に関連するコースの選択肢が広がります。
これらの分野は卒業後の現地就職や永住を視野に入れる際に需要が高い職種が多い一方で、英語条件だけでなく前提科目、学歴、職歴、実習、面接、職業登録条件なども確認する必要があります。
代表的な分野は以下の通りです。
- 看護
- 教育(小学校・中学校・高校・幼児教育)
- ソーシャルワーク
- 一部の法学
- 一部の医療・ヘルス関連学部
IELTS 7.0を取得していても、必ずしもすべてのコースに入学できるわけではありません。大学入学条件と卒業後に必要な職業登録・技術査定条件は別で確認する必要があります。
📌 留学カウンセラーメモ
同じコースでも大学によって英語条件が異なることがあります。例えば教育学では、クイーンズランド工科大学(QUT)のBachelor of EducationはIELTS 6.5を条件としているコースもあります。
IELTS 7.5以上で目指せる専攻・進学ルート
IELTS 7.5以上は、オーストラリア大学進学の中でも最も高い英語力条件の一つです。
対象となる専攻としては、Teaching、Speech Pathology、Clinical Psychology、Medicine関連、Allied Health系などが挙げられ、高度な英語運用能力が求められる傾向があります。
これらのコースでは英語力だけでなく、GPA、前提科目、面接、実習、ポートフォリオ、職歴なども選考要素になる場合があります。
そのため、高校生・大学生の場合は早い段階から英語力と成績の両方を準備することが重要です。社会人の場合は、これまでの学歴や職歴との一貫性も評価されるケースがあります。
📌 マイグレーションエージェントメモ
入学条件が高い専門職コースは、卒業後のビザ申請や永住権取得において有利になる可能性があります。英語力だけでなく、オーストラリア国内での需要も高い職種が多いため、長期的なキャリア形成を考える方には有力な選択肢となります。
英語力が足りない場合の進学ルート
前述の通り、希望する専攻の英語条件に届いていない場合でも、オーストラリア大学進学を諦める必要はありません。
代表的な進学ルートには、EAP(English for Academic Purposes)コース、IELTS・Cambridge対策コース、Diploma(準学士)編入などがあります。また、英語力以外の条件を満たしているかどうかもあわせて確認することが重要です。
進学方法の考え方は以下の通りです。
| 現在の状況 | 検討しやすいルート |
|---|---|
| 英語力だけが足りない | EAPコース、IELTS対策コース、Diploma |
| 高校成績や履修科目が足りない | Foundation、Diploma(一部対象) |
| 大学1年次相当から専門分野を学びたい | Diploma |
英語条件を満たしていない場合でも、自分の状況に合ったPathway(進学準備ルート)を利用することで、大学進学を目指せるケースは多くあります。
ただし、英語力を補うためのコースと、学力・履修科目を補うためのコースでは役割が異なるため、自分に必要なルートを正しく選ぶことが大切です。
📌 留学カウンセラーメモ
英語力の証明はIELTSだけで考えられがちですが、大学や専攻によってはPTE Academic、TOEFL iBT、Cambridge Englishなど幅広い英語試験が認められています。IELTSが苦手な場合でも、自分に合った試験方式がないか確認してみることをおすすめします。
📝 まとめ:英語力別に専攻を選ぶことで、大学進学ルートが明確になる
オーストラリア大学進学では、取得している英語のスコアによって目指しやすい専攻や進学ルートが変わります。入学条件がIELTS 6.0前後であれば、Diploma、EAPなどを活用した進学ルートを検討できますが、IELTS 7.0以上になると、必ずしもその選択肢があるわけではないことは念頭に入れる必要があります。
ただし、入学条件が変わるとはいえ英語力だけで進学先を決めるのは最善ではありません。大学の入学条件、学力条件、専攻内容、卒業後のキャリア、ビザや永住の可能性まで含めて、自分に合った進学プランを考えることが大切です。
現在の英語力でどの大学・専攻を目指せるのか分からない場合は、早めに専門カウンセラーへ相談し、英語力・成績・希望専攻に合わせた進学ルートを確認しましょう
SOL留学ではオーストラリア現地の大学公式窓口として、常に最新の情報をもとに個人個人にあった進学プランをご案内させて頂いております。
オーストラリア政府認定留学カウンセラー

この記事は、SOL留学のオーストラリア政府認定留学カウンセラー(QEAC 12760・QEAC 12711)およびオーストラリア政府認定移民エージェント(MARN 1683521)監修のもと作成しています。


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