永住権を目指す上で人気の職種・専攻8選【2026年度版】
オーストラリアの永住関連コース・職種をカウンセラーが徹底比較
オーストラリアで永住権を目指す場合、専攻・職種選びがそのまま永住の難易度や将来の選択肢に直結します。この記事では、近年留学生から特に人気があり、永住権につながる8つの職種・専攻を比較しながらご紹介します。まずは比較表で結論から確認し、気になる職種の詳細は各セクションでチェックしてください。
永住オプションを職種比較表で早わかり
| 職種 | 永住権対象リスト | 英語力目安 | 主な資格レベル | コース期間目安 |
|---|---|---|---|---|
| 看護師 | MLTSSL, CSOL | IELTS 7.0 | 学士(Bachelor) | 2〜3.5年 |
| 教師(幼児教育) | MLTSSL, CSOL | IELTS 7.5 | 学士(Bachelor) | 4年 |
| 理学療法士 | MLTSSL, CSOL | IELTS 7.0 | 修士(Master) | 2〜4年 |
| ソーシャルワーカー | MLTSSL, CSOL | IELTS 7.0 | 学士(Bachelor) | 2〜4年 |
| 大工 | MLTSSL, CSOL | IELTS 5.5〜6.0 | サーティフィケートIII | 2〜4年(実習含む) |
| 保育士 | MLTSSL, CSOL ※Care WorkerはCSOLのみ |
IELTS 6.0前後 | サーティフィケートIII〜ディプロマ | 1〜2年 |
| シェフ | MLTSSL, CSOL ※CookはSTSOL, CSOLのみ |
IELTS 5.5〜6.0 | サーティフィケートIII〜IV | 1.5〜2年 |
| 介護士 | 該当なし ※482ビザ Labour Agreement Stream対象 |
IELTS 5.5前後 | サーティフィケートIII | 0.5〜1年 |
結論:介護士・保育士・シェフなどの専門学コースは比較的低い条件と短期間で始めやすく、看護師・教師・ソーシャルワーカーなどは大学学位と高い英語力が必要な分、永住ビザの選択肢や優遇度で有利な傾向があります。
永住権・ビザの条件などは頻繁に更新されます。本記事の情報は2026年9月時点の目安です。最新の条件は是非無料カウンセリングにてご確認ください。
① 看護師(Registered Nurse)で永住権を目指すには
オーストラリアだけでなく世界的に長年人材不足が続く職種で、就職・永住の両観点で長年人気No.1クラスの選択肢となっています。Bachelor/Master of Nursingを修了しAHPRA(オーストラリア医療従事者規制庁)に登録することで、正看護師として働くことができます。
コース概要
- 主なコース:Bachelor of Nursing(学士・3年)/ Master of Nursing(修士・2年)
- 英語力目安:IELTS 7.0(Writing 6.5を除く、他の各バンド7.0)
- 永住対象リスト:MLTSSL, CSOL
- 主な対象ビザ:Subclass189, 190, 491, 482など
看護は高い英語力が求められる専攻で、IELTS 7.0以上が一般的な目安です。英語コースとのパッケージが認められないことが多く、認められたとしても入学までに公式のスコアを取れていないと入学が認められない点では他の専攻と比べ厳しい基準となります。
② 教師(幼児教育)で永住権を目指すには
チャイルドケア施設の増加と慢性的な人手不足により需要が年々高まっている職種です。Bachelor / Masterのコース履修と実習を修了することで、幼児教育の有資格教師として働くことができ、女性だけでなく男性でのキャリアチェンジ留学としても人気があります。
コース概要
- 主なコース:Bachelor of Education(学士・4年)/ Master of Teaching(修士・2年)
- 英語力目安:IELTS 7.5前後
- 永住対象リスト:MLTSSL, CSOL
- 主な対象ビザ:Subclass189, 190, 491, 482など
幼児教育教師は保育士よりも高い英語力・学位が求められますが、その分永住における待遇やビザの選択肢は広くなります。過去の学生さんの体験からも、日本で保育・教育経験がある方は現地でも評価されやすい傾向にあります。
③ 理学療法士で永住権を目指すには
スポーツ分野だけではなく高齢化に伴うリハビリ需要の高まりからも注目される専門職です。関連分野の学士取得後にMaster of Physiotherapyへ進学するルートも一般的で、専門性の高さから就職後の待遇と高い年収にも期待され個人で開業できる点も人気の一つです。
コース概要
- 主なコース:Bachelor of Physiotherapy(学士・4年)/ Master of Physiotherapy(修士・2〜3年)
- 英語力目安:IELTS 7.0前後
- 永住対象リスト:MLTSSL, CSOL
- 主な対象ビザ:Subclass189, 190, 491, 482など
理学療法士は大学の受け入れ人数が限られており、入学自体の競争率が高い専攻になるため、早めの進学準備が大事になります。日本での経歴によっては修士からの入学が可能ですが、変わらず高い英語力が求められるため事前準備が必須です。
④ ソーシャルワーカーで永住権を目指すには
福祉分野で永住権を目指す人から長年人気が高い職種です。女性の割合が高い業界としても知られ、AASW(協会)に認可されたBachelor of Social Work(未経験者は4年)またはMaster(関連学士保有者は2年)で資格を取得し就労可能となります。
コース概要
- 主なコース:Bachelor of Social Work(学士・4年)/ Master of Social Work(修士・2年)
- 英語力目安:IELTS 7.0前後
- 永住対象リスト:MLTSSL, CSOL
- 主な対象ビザ:Subclass189, 190, 491, 482など
ソーシャルワーカーはAASW(オーストラリア・ソーシャルワーカー協会)認定コースを選ぶことが重要です。また、日本の学士を持っている場合も大学ごとに定められた特定の履修歴を満たさない場合は入学できないこともあるので、事前確認が必須です。ただし看護とは異なり、英語コースとのパッケージは可能になる大学もあります。
⑤ 大工で永住権を目指すには
2032年ブリスベンオリンピックを主にインフラ・住宅需要の高まりが加速してることを背景に、都市・地方エリア関係なく人材不足が続く職種です。TAFEやプライベートカレッジでのCertificate III取得と並行して現地での経験を積みスポンサービザ・スキルビザ両方視野に入れるのが一般的なルートです。
コース概要
- 主なコース:Certificate III in Carpentry
- 英語力目安:IELTS 5.5〜6.0
- 永住対象リスト:MLTSSL, CSOL
- 主な対象ビザ:Subclass190, 491, 482など
大工は需要の高さからスポンサー企業(雇用主)を見つけられることも割合高い印象ですが、永住ビザへの最短ルートとしてはポイント制度のスキルビザを好む方も多くなるため、雇用主との関係性や永住に対する優先順位で目指すビザも変わってくるところです。
⑥ 保育士で永住権を目指すには
2024年にCore Skills Occupation Listへ追加されたことで注目度が再度急上昇した職種です。Certificate III〜Diploma of Early Childhood Education and Careを取得すれば、未経験からでも比較的短期間でチャイルドケア業界へ就職でき、その先の永住オプションも以前より広がっています。
コース概要
- 主なコース:Certificate III / Diploma of Early Childhood Education and Care(各1年)
- 英語力目安:IELTS 6.0前後
- 永住対象リスト:MLTSSL, CSOL(Care WorkerとしてはCSOLのみ)
- 主な対象ビザ:Subclass482など(一部ポジションによってSubclass189, 190, 491など)
学校によっては、事前面接に合格すると就職を確約するJob Pathwayプログラムを提供しているケースもあります。保育・教育の経験(オーペア経験含む)があると就職で有利になりやすい業界のため、経験がない場合、プログラムを追加する方もいらっしゃいます。
⑦ シェフで永住権を目指すには
ホスピタリティ業界の中でも永住権に直結しやすく長年永住を考える際に検討される職種です。ただし永住権対象リストのなかでもMLTSSLに掲載されるのは「Chef」のみで、「Cook」や「Baker」は特定のビザのみ申請対象となる点に注意が必要です。
コース概要
- 主なコース:Certificate III / IV in Commercial Cookery + Diploma of Hospitality Management
- 英語力目安:IELTS 5.5〜6.0
- 永住対象リスト:MLTSSL, CSOL(CookとしてはSTSOL, CSOLのみ)
- 主な対象ビザ:Subclass189, 190, 491, 482など
「Cook」と「Chef」は職業リスト上の扱いが異なるため、永住権を目指す場合はどちらの職種区分で申請するかを早い段階から確認しておくことが重要です。また、パティシエは永住リスト上ではPatisserie Chefとして「Chef」に分類されます。
⑧ 介護士で永住権を目指すには
こちらは少し注意の必要な職種です。高齢化社会を背景に、就労経験なし・Certificate IIIのみ・IELTS 5.5前後などでスポンサービザの申請ができる、と比較的始めやすい条件が話題の職種ですが、実際の永住ルートはスポンサービザに限られており、その中でもLabour Agreement Streamに含まれる職場に限定されます。需要は高く永住の可能性もありますが、事前に資格、地域性、職場でのスポンサー可否については確認することを推奨します。
コース概要
- 主なコース:Certificate III in Individual Support(Ageing)
- 英語力目安:IELTS 5.5前後
- 永住対象リスト:該当なし(482ビザ Labour Agreement Stream対象)
- 主な対象ビザ:Subclass482(Labour Agreement Stream)
ここ1〜2年で専門学コースの中ではお問い合わせも一番多くなりますが、条件面のハードルが低い反面、コース選びやスポンサー可否の確認で結果に差が出やすい職種です。コースを始める前に、卒業後からビザ申請までの道筋をクリアにしておくことをおすすめします。
📝 まとめ:条件の易しさだけでなく、将来のキャリアまで考えて選ぼう
介護士・保育士・シェフは学歴を問わず短期間で始めやすい一方、看護師・教師(幼児教育)・ソーシャルワーカーは学位と高い英語力が必要な分、永住確度や待遇面で有利です。理学療法士・大工は専門性や実務経験の確保が鍵になります。
どの職種が向いているかは、英語力・学歴・予算・現地で働きたい期間によって変わります。自分に合った職種やコースが分からない場合は、SOL留学の無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。
