学校紹介

カプラン・ビジネススクールなぜ人気?
教育の質と日本人向け奨学金を徹底解説

私立カレッジなのに「大学並み」と言われる理由、留学生が学びやすい環境、柔軟な入学時期、成績条件なしで申請できる奨学金までまとめて紹介します

📅 2026年10月更新

✍️ SOL留学編集部
🕐 約10分で読めます

カプラン・ビジネススクール(KBS)は、オーストラリアでビジネスやITを学びたい日本人留学生の間で、いま特に注目されている私立の高等教育機関です。「大学に行きたいけれど、英語や成績、学費に不安がある」「留学生ばかりの環境でついていけるか心配」という声は少なくありません。

この記事では、KBSが選ばれている4つの理由(大学に近い教育の質、留学生が多い学習環境、豊富な進学ルートと入学時期、日本人が申請できる奨学金)を、公式情報をもとに分かりやすく解説します。

カプラン・ビジネススクール(KBS)とはどんな学校?

カプラン・ビジネススクール(Kaplan Business School、略称KBS)は、ビジネス・会計・IT分野に特化したオーストラリアの私立高等教育機関です。ディプロマから学士号(Bachelor)、修士号(Master)、MBAまでを提供しており、オーストラリアの高等教育を監督する政府機関TEQSA(Tertiary Education Quality and Standards Agency)に「Institute of Higher Education」として登録されています。

2008年にアデレードで開校し、現在はアデレード、ブリスベン、ゴールドコースト、メルボルン、パース、シドニーの6都市にキャンパスを展開しています。母体のKaplan(カプラン)は、80年以上の歴史を持つ世界的な教育グループで、英語教育や大学進学準備コースなども幅広く運営しています。

項目 内容
正式名称 Kaplan Business School(カプラン・ビジネススクール)
学校の種類 私立の高等教育機関(TEQSA登録 Institute of Higher Education/PRV12094)
開校 2008年(アデレード)
キャンパス アデレード/ブリスベン/ゴールドコースト/メルボルン/パース/シドニー
主な分野 ビジネス、会計、マーケティング、マネジメント、観光・ホスピタリティ、ビジネスアナリティクス、IT、MBA
取得できる学位・資格 Diploma/Bachelor/Graduate Certificate/Graduate Diploma/Master/MBA
学期制度 3学期制(トライメスター)+学士・修士は短期集中型の入学枠あり
📌 「私立カレッジ」と「大学」の違いとは?オーストラリアでは、大学(University)以外にも、政府の認定を受けて学士号や修士号を授与できる私立の高等教育機関があります。KBSで取得する学位は、大学と同じオーストラリアの資格枠組み(AQF)に基づく正式な学位です。たとえばKBSのBachelor of BusinessはAQFレベル7に位置づけられており、大学の学士号と同じレベルです。

なぜ私立カレッジなのに「大学に近い」と言われるの?

KBSが「大学に近い」と言われる最大の理由は、自校のビジネス系コースを自分で認定できる「自己認定権限(Self-Accrediting Authority)」を政府から与えられている点です。KBSの公式サイトによると、オーストラリアに160以上ある私立の高等教育機関のうち、この権限を持つのはわずか13校のみで、KBSはそのひとつです。

通常、私立の教育機関は新しいコースを作るたびにTEQSAの審査を受ける必要があります。一方、自己認定権限を持つ機関は、大学と同じようにカリキュラムの設計・改訂を自校の責任で行えます。これは、教育の質や運営体制が長年にわたり高く評価されてきた証といえます。

学生からの評価も大学以上

オーストラリア政府が実施する学生満足度調査(QILT Student Experience Survey)において、KBSの大学院生は「教育体験全体の質」「学生サポート」「教員の質」の各項目で、国内すべての公立大学を上回る評価をしています(QILT 2023年調査、2024年11月公表)。さらに2023年には、国際教育分野のPIEoneer Awardsで「Business School of the Year」を受賞しました。

大学並みの幅広いコース展開

学部から大学院まで、段階的に学べるコースがそろっているのもKBSの特徴です。主なコースは以下のとおりです。

学部レベル(Diploma・Bachelor)

  • Diploma of Business / Diploma of IT
  • Bachelor of Business(会計・ホスピタリティ&観光・マネジメント・マーケティング専攻あり)
  • Bachelor of Information Technology

大学院レベル(会計・アナリティクス)

  • Master of Professional Accounting
  • Master of Accounting
  • Master of Business Analytics

MBA(専攻を選べる)

  • プロジェクトマネジメント
  • ヘルスサービスマネジメント
  • 観光・ホスピタリティリーダーシップ
  • デジタルマネジメントなど、2専攻の組み合わせも可能

IT・準備コース

  • Master of Information Technology
  • Graduate Certificate / Graduate Diploma(各分野)
  • English for Academic Purposes(進学英語)

「大学と同等レベルの学位」を「大学より手厚いサポート」の中で取得できること。これがKBSが選ばれる大きな理由です。

留学生が多い環境は、なぜ学びやすいの?

KBSには80以上の国・地域から学生が集まっており、クラスメイトの多くが自分と同じ「英語を母国語としない留学生」です。そのため、授業やグループワークで「自分だけが遅れている」と感じにくく、お互いに助け合いながら学べる環境が整っています。

公立大学では、現地のオーストラリア人学生が中心のクラスも多く、ディスカッションのスピードや暗黙のルールに戸惑う日本人留学生も少なくありません。KBSでは、同じ立場の仲間と協力しながら課題に取り組めるため、留学初期の不安を大きく減らせます。

比較ポイント 一般的な公立大学 KBS
クラスメイト 現地学生と留学生が混在(現地学生が中心の授業も多い) 80以上の国籍の留学生が中心
クラスの規模 大教室での講義が多い 少人数クラスが基本
講師との距離 質問の機会が限られることも 講師が学生一人ひとりを把握しやすい
グループワーク 英語力の差を感じやすい 同じ境遇の仲間と協力しやすい

学習面のメリット

  • 英語が第二言語の仲間同士で課題を進めやすい
  • 少人数クラスで講師に質問しやすい
  • 学習サポートやピアメンター制度も利用できる

将来につながるメリット

  • 多国籍のネットワークが自然に広がる
  • 異文化チームで働く力が身につく
  • キャリアセンター「Careers Central」で就職支援を受けられる
⚠️ 日本人同士で固まらないように注意留学生が多い環境は安心感がある反面、母国語で話せる仲間とばかり過ごすと英語力が伸び悩むこともあります。グループワークでは積極的に他国の学生と組むなど、意識的に英語を使う工夫をしましょう。

どんな進学ルートと入学時期があるの?

KBSでは、英語準備コースから修士号まで、今の英語力や学歴に合わせて段階的に進学できるルートが用意されています。さらに学士・修士課程は年に最大5〜6回の入学タイミングがあり、「次の入学まで半年以上待つ」といったロスが起こりにくいのも魅力です。

学部進学の代表的なルート

Step 1

English for Academic Purposes(EAP)入学に必要な英語力が足りない場合は、KBSの進学英語コースで大学レベルの英語を身につけます。

Step 2

Diploma of Business / Diploma of IT学士課程の1年目に相当する内容を学ぶコースです。高校卒業後すぐに学士課程へ入るのが不安な方の土台づくりに向いています。

Step 3

Bachelor of Business / Bachelor of IT学士号を取得するメインの課程です。会計やマーケティングなど専攻を選んで学べるほか、選択科目としてインターンシップも用意されています。

Step 4

Master / MBA へのステップアップ学士号取得後は、KBSの修士課程やMBAへ進学する道もあります。

大学院進学の選択肢

大学院では、Graduate Certificate(約8か月)→ Graduate Diploma → Master と段階的に進める構成のコースがあります。まずは短期間のGraduate Certificateで学び、手応えを確かめてから修士まで進むという選び方も可能です。また、修士課程の入学条件をわずかに満たさない方向けに、Postgraduate Qualifying Program(約4か月)も用意されています。

年間の入学時期

学期 授業開始の目安 対象
Trimester 1 3月 全コース
Trimester 1 Accelerated 5月 学士・修士課程のみ
Trimester 2 7月 全コース
Trimester 2 Accelerated 9月 学士・修士課程のみ
Trimester 3 11月 全コース
Trimester 3 Accelerated 12月 学士・修士課程のみ
📌 入学時期はコースによって異なります上記はKBS公式サイトの学年暦(2026〜2027年)をもとにした目安です。コースやキャンパスによって選べる入学時期が異なるため、出願前に必ず最新情報を確認してください。

1学期あたりの学習負担はどれくらい?

KBSは1年を3学期に分ける「トライメスター制」を採用しているため、1学期あたりに履修する科目数を少なめに抑えながら学位取得を目指せます。たとえばBachelor of Businessは全24科目を9学期(標準3年間)で修了する設計で、1学期あたりの履修は平均2〜3科目程度です。

オーストラリアの大学で一般的な2学期制(セメスター制)の場合、同じ24科目を6学期で修了するため、1学期あたり4科目が目安になります。英語で課題やレポートをこなす留学生にとって、同時に抱える科目が少ないことは大きな安心材料です。

比較ポイント 一般的な2学期制の大学(例) KBS(Bachelor of Business)
年間の学期数 2学期 3学期
卒業までの総科目数 24科目 24科目
卒業までの学期数 6学期 9学期
1学期あたりの科目数 約4科目 約2〜3科目
標準修業年限 3年 3年

卒業までの期間は同じ3年でも、1学期ごとの負担を分散できる。これが、英語に不安がある留学生にKBSが支持される理由のひとつです。

⚠️ 長期休暇は短めになります3学期制は1年を通して授業が進むため、2学期制の大学に比べて学期間の休みが短くなります。一時帰国や旅行の予定は、学年暦を確認したうえで早めに計画しましょう。また、学生ビザでは所定の履修単位を維持する必要があるため、履修計画は学校の指示に従って組み立ててください。

日本人が申請できる奨学金はどんな内容?

KBSには、日本国籍の方が対象となる奨学金が2種類あります。特に注目したいのが「International Student Scholarship(東南アジア・北東アジア地域向け)」で、GPA〇%以上といった特別な成績基準を設けず、コースの入学条件を満たしていれば申請できるのが特徴です。授業料は通常の学費から10%減額されます。

高校や大学での成績が良い方は、より減額幅の大きい「Academic Merit Scholarship(日本・韓国向け)」も検討できます。こちらは授業料が25%減額されますが、成績条件と人数枠があります。

International Student Scholarship(10%減額)

  • 対象:東南アジア・北東アジア地域(日本を含む)の国籍を持つ方
  • 特別な成績基準なし(コースの学力・英語の入学条件を満たすことが前提)
  • オーストラリア国外から出願する方が対象
  • 学部・大学院の対象コースで利用可能

Academic Merit Scholarship(25%減額)

  • 対象:日本または韓国の国籍を持つ方
  • 高校または学士課程の成績(GPA)が75%以上
  • オーストラリア国内・国外どちらからの出願も可
  • 人数枠は20名まで

奨学金適用後の授業料(2026年)

主なコースの授業料と、奨学金を適用した場合の金額は以下のとおりです(コース全体の授業料、オーストラリアドル)。

コース 通常の授業料 International Student Scholarship適用後(10%減) Academic Merit Scholarship適用後(25%減)
Diploma of Business(1年) $23,040 $20,736 $17,280
Bachelor of Business(3年) $69,120 $62,208 $51,840
Master of Business Administration(2年) $58,920 $53,028 $44,190
Master of Business Analytics(1年8か月) $40,800 $36,720 $30,600
Master of IT(1年8か月) $43,680 $39,312 $32,760

たとえばBachelor of Businessの場合、International Student Scholarshipだけでも約$6,900、Academic Merit Scholarshipなら約$17,280の授業料が軽減される計算です。

📌 金額について上記はKBSが公表している2026年の授業料をもとにしています。授業料は毎年改定される可能性があり、在学中も年度ごとに値上がりする場合があります。最新の金額は必ずKBS公式サイトまたはSOL留学にご確認ください。
⚠️ 奨学金を利用する際の注意点どちらの奨学金も、オファー(入学許可)を受諾する前に申請しておく必要があります。また、選考委員会の審査を経て各学期ごとに限られた人数に授与されるため、申請すれば必ず受給できるわけではありません。KBSの他の奨学金・割引との併用もできません。オーストラリア国内から出願する方はInternational Student Scholarshipの対象外となるため、別の奨学金が利用できるかを事前に確認しましょう。

奨学金付きで出願するにはどうすればいい?

KBSの奨学金は、別途の申請書ではなく、コースの出願書類の中で希望する奨学金を選択して申請します。基本的な流れは以下の5ステップです。

Step 1

コースと入学時期を決める希望する分野・キャンパス・入学時期を決め、入学条件(学歴・英語力)を確認します。

Step 2

奨学金の対象条件を確認する国籍、出願場所(国内・国外)、成績などから、どちらの奨学金に申請できるかを確認します。

Step 3

出願書類に希望の奨学金を記入して提出するコースの出願フォームで奨学金を選択し、パスポート、成績証明書、英語力の証明などの書類を添付して提出します。

Step 4

入学許可(オファー)を受け取る審査に通過すると、奨学金の適用内容が記載されたオファーが届きます。内容と条件をよく確認しましょう。

Step 5

オファーを受諾し、学生ビザを申請するオファーを受諾して支払いを済ませると、入学許可証(eCoE)が発行されます。その後、学生ビザの申請に進みます。

よくある質問 FAQ

KBSで取得した学位は、大学の学位と同じように扱われますか?

KBSの学位は、オーストラリアの資格枠組み(AQF)に基づく正式な学位です。たとえばBachelor of BusinessはAQFレベル7で、大学の学士号と同じレベルに位置づけられています。KBSはTEQSAに登録された高等教育機関で、ビジネス系コースの自己認定権限も持っています。

英語力が入学条件に足りなくても入学できますか?

英語力が不足している場合は、KBSの進学英語コース(English for Academic Purposes)や、提携する語学学校の進学コースを修了してから本コースに進むルートがあります。必要な英語レベルはコースによって異なるため、出願前に確認しましょう。

成績に自信がなくても奨学金は申請できますか?

International Student Scholarship(10%減額)は、GPA〇%以上といった特別な成績基準がなく、コースの入学条件を満たしていれば日本国籍の方が申請できます。ただし、オーストラリア国外からの出願が対象で、選考により人数が限られる点に注意してください。

ワーキングホリデー中にオーストラリアから出願しても奨学金は使えますか?

オーストラリア国内から出願する場合、International Student Scholarshipは対象外です。一方、Academic Merit Scholarship(25%減額)は国内からの出願も対象のため、GPA75%以上の条件を満たしていれば申請できます。ほかに利用できる奨学金があるかは時期によって変わるため、個別にご相談ください。

KBSを卒業すると、卒業生ビザ(485ビザ)を申請できますか?

KBSはCRICOS登録校のため、学士課程や修士課程など条件を満たすコースを修了すれば、卒業生ビザ(Temporary Graduate visa/サブクラス485)の申請対象となる可能性があります。年齢や英語力などの要件は変更されることがあるため、最新情報は内務省(Department of Home Affairs)の公式サイトで確認してください。

SOL留学のサポート

SOL留学では、KBSへの出願を検討している方に向けて、コース選びから奨学金の申請、学生ビザの手続きまでを無料でサポートしています。

「自分はどちらの奨学金の対象になるのか」「英語力が足りない場合はどのルートが最短か」など、一人ひとりの状況に合わせてご提案します。

  • 希望や英語力に合わせたコース・キャンパス選び
  • 奨学金の対象確認と申請書類の準備サポート
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  • 渡航前の準備や現地生活の相談

オーストラリア国内からの出願や、ワーキングホリデーからの切り替えについてもお気軽にご相談ください。

📝 まとめ:KBSは「大学レベルの学位」と「留学生に優しい環境」を両立できる学校

カプラン・ビジネススクール(KBS)は、私立でありながら自己認定権限を持ち、学生満足度でも公立大学を上回る評価を得ている高等教育機関です。

80以上の国籍の留学生と少人数クラスで学べる環境、年に最大6回の入学時期、1学期あたりの負担を抑えられる3学期制など、日本人留学生にとって学びやすい条件がそろっています。

さらに、成績条件なしで申請できる10%減額の奨学金や、成績優秀者向けの25%減額の奨学金も用意されています。気になる方は、早めに対象条件と出願時期を確認しておきましょう。

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