大学紹介|オーストラリア

モナッシュ大学
世界ランキング・強い学部・学費と奨学金徹底解説

オーストラリア最大規模の名門大学を、立ち位置・人気学部・リアルな費用・奨学金の4つの視点で解説します【2027年入学向け】

📅 2026年10月更新
✍️ SOL留学 編集部
🕐 約12分で読めます

モナッシュ大学(Monash University)は、メルボルンに本部を置くオーストラリア最大規模の総合大学で、QS世界大学ランキング2027では世界31位に入っています。オーストラリアの大学選びで、メルボルン大学やシドニー大学と並んで必ず候補に挙がる一校です。

一方で「名前は聞くけれど、実際どんな大学?」「学費はどれくらい?」「日本人でも奨学金はもらえる?」と迷う方も多いはずです。この記事では、大学公式の最新データをもとに、モナッシュ大学の立ち位置、評価の高い学部、学費と生活費のリアル、奨学金までまとめて解説します。

SOL留学のサポート

SOL留学では、モナッシュ大学をはじめとするオーストラリアの大学進学を、コース選びから現地生活まで一貫してサポートしています。

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モナッシュ大学とはどんな大学?

モナッシュ大学は1958年に設立された、メルボルンを拠点とする公立の研究大学です。オーストラリアの主要研究大学8校で構成される「グループ・オブ・エイト(Go8)」の一校で、学生数・コース数ともに国内最大規模を誇ります。

大学名は、第一次世界大戦で活躍したオーストラリアの将軍サー・ジョン・モナッシュに由来します。創立から70年足らずで世界トップ50に入った「急成長型」の大学であることが、伝統校とは違う大きな特徴です。

項目 内容
設立 1958年
所在地 オーストラリア・ビクトリア州メルボルン
大学区分 公立・研究大学(グループ・オブ・エイト加盟)
学生数 約78,000人(学部 約55,900人/大学院 約18,300人/研究学位 約4,000人・2024年データ)
卒業生 150か国以上に約50万人
海外拠点 マレーシア、インドネシア、イタリア(プラート)、インド(ムンバイ)、中国(蘇州)

メルボルン市内の主なキャンパス

オーストラリア国内のキャンパスはメルボルンに集まっており、学部ごとに通うキャンパスが分かれています。志望コースがどのキャンパスで開講されるかは、住む場所を決めるうえでも重要です。

クレイトン(Clayton)

  • メインキャンパス
  • 工学・IT・理学・法学・医学・コマースなど
  • 学内に学生寮あり

コーフィールド(Caulfield)

  • モナッシュ・ビジネススクールの拠点
  • デザイン・建築・メディアなど
  • 市中心部へのアクセスが良い

パークビル(Parkville)

  • 薬学・製薬科学の専門キャンパス
  • 医療・バイオ研究機関が集まるエリア

ペニンシュラ(Peninsula)

  • 看護・理学療法・作業療法・救急救命など
  • 教育(教員養成)コースの一部
  • 学内に学生寮あり

オーストラリアの大学の中での立ち位置は?

モナッシュ大学は、QS世界大学ランキング2027で世界31位・オーストラリア国内5位。国内トップ層の「Go8」に属し、規模では国内最大の大学です。

QS世界大学ランキング2027では前年の36位から5つ順位を上げ、過去最高の31位となりました。大学の発表によると、この10年で29ランク上昇しており、世界トップ50の中でも特に伸びている大学の一つです。

ランキング モナッシュ大学の順位
QS世界大学ランキング2027 世界31位(過去最高)
U.S. News Best Global Universities 2026-27 世界38位
Times Higher Education(THE)世界大学ランキング2027 世界61位
ShanghaiRanking(ARWU)2026 世界76位

QS2027 オーストラリア国内の上位校

国内の順位で見ると、モナッシュ大学はニューサウスウェールズ大学(UNSW)、メルボルン大学、シドニー大学、オーストラリア国立大学(ANU)に続く5位です。上位5校の差は世界順位で十数位ほどと小さく、どの大学もトップクラスと考えてよい水準です。

国内順位 大学名 QS2027 世界順位
1 ニューサウスウェールズ大学(UNSW) 19位
2 メルボルン大学 22位
3 シドニー大学 28位
4 オーストラリア国立大学(ANU) 29位
5 モナッシュ大学 31位
6 クイーンズランド大学 40位

📌 ランキングの見方
総合ランキングは研究実績や評判の比重が大きく、学びたい分野の強さとは必ずしも一致しません。モナッシュ大学は総合順位以上に「分野別ランキング」で強みを持つ大学なので、次のセクションもあわせて確認してください。

評価の高い学部・コースはどこ?

モナッシュ大学で特に評価が高いのは、薬学(QS分野別で世界2位)、教育、看護・医療系、ビジネス・経済、工学、ITの6分野です。QS分野別ランキング2026では、48の細分野のうち46分野で世界トップ100に入っており、幅広い分野で高い水準を保っています。

💊 薬学・製薬科学

  • QS分野別2026で世界2位・国内1位
  • パークビルの専門キャンパスで学ぶ
  • 学士+薬学博士(PharmD)の5年一貫コースあり

📚 教育

  • ShanghaiRanking 2026で世界6位
  • QS分野別2026で世界18位
  • 在学中に80〜90日の教育実習

🩺 医学・看護・健康科学

  • 看護はQS分野別2026で世界19位タイ
  • 医学はQS分野別2026で国内3位
  • 理学療法・作業療法・救急救命なども充実

💼 ビジネス・経済

  • 経済・計量経済学はQS分野別2026で国内1位
  • ビジネススクールは国際認証を3つ取得(トリプル認証)
  • 国内最大級のビジネス系ダブルディグリー

⚙️ 工学

  • 鉱山・鉱物工学はQS分野別2026で世界11位タイ
  • 化学工学はQS分野別2026で国内2位
  • 1年次は共通教育、2年次から専攻を選択

💻 IT・コンピュータサイエンス

  • コンピュータサイエンスはTHE分野別2026で国内2位
  • Go8で唯一、IT専門の学部を持つ
  • AI・サイバーセキュリティの新コースも開設

モナッシュ大学ならではの学び方

コース選びの自由度が高いことも魅力です。2つの学位を短い期間で同時に取得できる「ダブルディグリー」の組み合わせは国内でもトップクラスに多く、たとえば「コマース+IT」「法学+国際関係」のように専門を掛け合わせられます。

  • ダブルディグリー:2つの学位を別々に取るより約2年短く修了できる
  • 学部+修士の一貫コース:建築、アクチュアリー、医学、薬学などで用意
  • 実践的な経験:インターンシップや企業との共同プロジェクトを単位として履修できる

学費はいくらかかる?

モナッシュ大学の留学生向け学費は、学部でおおむね年間A$4万〜6万台が中心です。文系・看護系は年A$4万台半ば、ビジネス・IT・理系は年A$5万台半ば、工学・薬学・医療系の一部は年A$6万前後が目安で、医学(学士+MD)は年A$10万を超えます。

大学院(コースワーク修士)も、2026年提示額で年A$43,800〜61,700程度の範囲に多くのコースが入っています。

主な学部コース 期間 年間学費(目安)
Bachelor of Arts(文学・社会科学) 3年 A$44,600
Bachelor of Nursing(看護) 3年 A$44,600
Bachelor of Design(デザイン) 3年 A$44,700
Bachelor of Education(Honours)(教育) 4年 A$45,700
Bachelor of Information Technology(IT) 3年 A$54,400
Bachelor of Computer Science 3年 A$55,500
Bachelor of Laws(Honours)(法学) 4年 A$55,700
Bachelor of Commerce / Business(ビジネス) 3年 A$55,900
Bachelor of Science(理学) 3年 A$56,600
Bachelor of Engineering(Honours)(工学) 4年 A$59,600
Bachelor of Pharmacy(Honours)+ Doctor of Pharmacy(薬学) 5年 A$60,100
Bachelor of Physiotherapy(Honours)(理学療法) 4年 A$64,200
Bachelor of Medical Science and Doctor of Medicine(医学) 5年 A$101,600

⚠️ 学費は「2026年提示額」です
上の金額は大学の2027年版ガイドに掲載された2026年の提示額で、1年分(48単位)の学費です。学費は毎年改定され、在学中に値上がりすることもあります。出願前に必ず公式サイトのコースページで最新金額を確認してください。

卒業までの総額シミュレーション

例として、3年制のBachelor of Commerceに進学した場合の概算です。学費だけで約A$167,700、生活費を含めると3年間でA$26万〜30万程度を見込んでおくと安心です。

費用項目 3年間の概算
学費(A$55,900 × 3年) 約A$167,700
生活費(年A$30,000〜45,000 × 3年) 約A$90,000〜135,000
学生ビザ申請料 A$2,500
合計(目安) 約A$260,000〜305,000

このほか、留学生向け健康保険(OSHC)、渡航費、教材費などが別途かかります。奨学金を獲得できれば、この総額を大きく下げることができます。

メルボルンでの生活費とビザ関連費用は?

モナッシュ大学は、留学生1人あたりの生活費を年間A$30,000〜45,000程度と案内しています。最も大きな差が出るのは住居費で、学生寮かシェアハウスか、一人暮らしかによって年間の支出が大きく変わります。

住居タイプ 週あたりの目安
学内寮(オンキャンパス) A$350〜450
シェアハウス(クレイトン周辺) A$275〜380
ホームステイ A$275〜430
一人暮らし(クレイトン周辺) A$500〜750
その他の生活費 週あたりの目安
食費(自炊・外食) A$150〜500
光熱費 A$40〜80
スマホ・インターネット A$20〜46
公共交通機関 A$25〜50

学生ビザで求められる資金と申請料

学生ビザ(サブクラス500)の申請では、1年分の学費・渡航費に加えて、生活費としてA$29,710(単身の場合・12か月分)を支払えることを証明する必要があります。また、2026年7月1日からビザ申請料が A$2,000 から A$2,500 に引き上げられました。

📌 ビザの資金要件=実際の生活費ではありません
A$29,710はビザ審査の最低基準です。メルボルンで実際にかかる生活費はこれより高くなることが多いため、大学の目安(年A$30,000〜45,000)をもとに予算を組むのがおすすめです。

留学生が使える奨学金は?

モナッシュ大学には、学費全額免除から年A$15,000の給付まで、留学生向けの奨学金・助成金が複数あります。多くは出願してオファー(合格通知)を受け取ると自動で審査されるため、早めに出願することが獲得への近道です。

奨学金名 金額 対象・ポイント
Monash International Leadership Scholarship 学費100%(学位修了まで) 年4名程度。成績に加え、大学のアンバサダーとしての資質も評価。別途申請が必要
Monash International Merit Scholarship 年A$15,000(最大A$75,000) 学部が対象で年20名程度。オファー取得者は自動審査。在学中は平均70%以上の成績維持が条件
Monash Awards(2027年入学) A$10,000 または A$15,000(一回限り) 学部・修士の新入生が自動審査の対象。最初の2学期に分けて学費に充当
Engineering International High Achievers Scholarship 48単位あたりA$15,000 工学部の学部・大学院生が対象。各25名程度
Pharmacy International Undergraduate Merit Scholarship 最大A$100,000 薬学部の学部留学生が対象。年6名程度

⚠️ 対象外になるケースに注意
Monash International Merit Scholarship は、モナッシュ・カレッジやファウンデーションイヤーなどのパスウェイ経由の学生、オーストラリアの高校(Year 12)在籍者、医学(MD)コースの新入生は対象外です。また Monash Awards は、学費の一部または全額をカバーする他の奨学金と併用できません。
📌 日本人も対象になる?
2027年の Monash Awards には対象外となる国・地域のリストがありますが、2026年10月時点で日本は含まれていません。条件は年度ごとに変わるため、出願時に最新情報を確認しましょう。

入学条件と出願の流れは?

モナッシュ大学の多くのコースでは、英語力の目安としてIELTS(アカデミック)6.5以上、各セクション6.0以上が求められます。法学・医学・理学療法などの一部コースはさらに高いスコアが必要です。入学時期は2月が基本で、多くのコースは7月入学にも対応しています。

日本の高校から直接入学するのが難しい場合は、大学進学準備コースの「ファウンデーションイヤー」や、学部2年次に編入できる「ディプロマ」を経由するルートも用意されています。

Step 1

コース・キャンパス・入学時期を決める
将来の目標から学部を選び、開講キャンパスと入学時期(2月/7月)を確認します。医療系・薬学は2月入学のみのコースが多い点に注意しましょう。

Step 2

英語スコアと成績書類を準備する
IELTSなどのスコア(有効期限は原則3年)と、高校・大学の成績証明書を英文で用意します。スコアが足りない場合は大学付属の英語コースも検討できます。

Step 3

オンラインで出願する
大学の出願システムから申請します。奨学金の多くはオファー取得後に自動審査されるため、余裕をもった早めの出願がおすすめです。

Step 4

オファー受諾・入学手続き
オファーを受け取ったら内容を確認して受諾し、学費のデポジットを支払います。入学許可書(CoE)が発行されます。

Step 5

学生ビザ申請・住居の確保
CoEをもとに学生ビザを申請し、並行して住居を探します。学内寮の申込みは毎年9月初めに始まり、申込順に審査されるので早めの行動が大切です。

出願前に知っておきたい注意点

⚠️ キャンパス間の移動と住む場所
メルボルンのキャンパスは互いに離れています。ダブルディグリーによっては2つのキャンパスに通う必要があるため、住居は通学ルートを確認してから決めましょう。
⚠️ 定員制限のあるコースは早めの準備を
看護・理学療法・作業療法などの医療系コースは定員が限られており、掲載されている入学基準はあくまで目安です。基準ぎりぎりの場合は、併願先も含めて計画しておくと安心です。
⚠️ 費用は為替の影響を大きく受ける
学費・生活費はすべてオーストラリアドル建てです。円安が進むと日本円での負担が大きく増えるため、為替が変動しても対応できる余裕をもった資金計画を立てましょう。

よくある質問 FAQ

モナッシュ大学とメルボルン大学はどちらが良いですか?

QS2027の総合順位はメルボルン大学(22位)が上ですが、どちらも同じメルボルンにあるGo8の名門校です。モナッシュ大学は薬学・教育・看護・ビジネスなどの分野別評価が高く、ダブルディグリーの選択肢も豊富です。総合順位より「学びたい分野」と「キャンパス環境」で選ぶのがおすすめです。

モナッシュ大学への留学費用は年間いくらですか?

学部の学費は多くのコースで年A$44,600〜64,200(2026年提示額)、生活費は大学の目安で年A$30,000〜45,000です。合計すると年間A$7万〜11万程度が目安になります。医学など一部コースはさらに高額です。

日本人留学生でも奨学金はもらえますか?

はい。Monash International Merit Scholarship や Monash Awards は国籍に関係なく、オファーを受け取ると自動で審査されます。2027年の Monash Awards の対象外国リストに日本は含まれていません。ただし枠には限りがあるため、早めの出願が有利です。

IELTSは何点必要ですか?

多くのコースでIELTS(アカデミック)6.5以上、各セクション6.0以上が目安です。法学・医学・理学療法などはより高いスコアが必要です。スコアが足りない場合は、大学付属の英語コースを修了して進学する方法もあります。

入学時期はいつですか?

2月入学が基本で、ビジネス・IT・理学・法学など多くのコースは7月入学にも対応しています。薬学や医療系の一部は2月入学のみなので、志望コースの入学時期を早めに確認しましょう。

卒業後にオーストラリアで働くことはできますか?

条件を満たせば、卒業後に卒業生ビザ(サブクラス485)を申請してオーストラリアで働くことができます。滞在可能期間や要件は学位や時期によって変わるため、卒業前に最新情報を確認してください。

📝 まとめ:モナッシュ大学は「分野の強さ」と「選択肢の多さ」が魅力の名門校

モナッシュ大学は、QS世界大学ランキング2027で世界31位・国内5位に入る、オーストラリア最大規模のGo8大学です。薬学は世界2位、教育・看護・ビジネス・工学・ITでも高い評価を受けています。

学費は学部で年A$4万〜6万台が中心と決して安くはありませんが、自動審査の奨学金や Monash Awards を活用すれば負担を抑えることも可能です。費用・入学条件・奨学金のタイミングを早めに確認し、計画的に準備を進めましょう。

公式情報・関連記事

最新の学費・奨学金・ビザ情報は、必ず以下の公式サイトでご確認ください。

出典:Monash University|Our world university rankings / Monash University|Scholarships / Monash University|Cost of living / オーストラリア内務省|Student visa (subclass 500)

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