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州政府スポンサービザ(サブクラス190)で永住権を目指すには?

申請条件・費用・州ごとの違いを2026年最新情報でわかりやすく解説

📅 2026年8月更新
✍️ SOL留学 ビザ編集チーム
🕐 約12分で読めます
サブクラス190(Skilled Nominated visa)は、オーストラリアの州・準州政府から指名(ノミネート)を受けることで申請できる永住ビザです。単独で申請するサブクラス189に比べてポイントのハードルが下がる一方、「どの州が」「どんな職種を」「いくらの費用で」募集しているのかは毎年、時には毎月のように変わります。実際、2026年7月には申請費用そのものが大きく改定されました。この記事では、申請条件・ポイント計算・費用・州ごとの特徴を、オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の最新情報をもとに整理しています。情報が古いまま判断してしまうと、費用や条件のズレで計画が大きく狂ってしまうため、申請を検討している方はぜひ最後まで確認してください。

サブクラス190ビザとは?

サブクラス190は、オーストラリアの州・準州政府から指名を受けた技術者・専門職の方が申請できる永住ビザです。ビザが下りた時点で無期限の永住権が付与される点はサブクラス189(Skilled Independent visa)と同じですが、190では申請前に州・準州政府のノミネーションを受ける必要があり、その代わりにポイントテストで5点のボーナスが加算されます。

オーストラリアでは特定業種における人材不足が続いており、連邦政府と各州政府は指定職業リストに基づき、海外の技術者・専門職人材を積極的に受け入れています。189ビザには対象職業を限定するMLTSSL(Medium and Long-term Strategic Skills List)のみが使えるのに対し、190ビザはMLTSSLに加えSTSOL(Short-term Skilled Occupation List)の職種でも州の指名を受けられる可能性があるため、対象となる職種の幅が広いのも特徴です。

📌 補足:CSOLとの違いに注意
2024年12月に企業スポンサー向けビザ(サブクラス482・186)向けの新しい職業リスト「CSOL(Core Skills Occupation List)」が導入されましたが、これはサブクラス189・190・491には適用されません。190ビザの対象職業は引き続きMLTSSL・STSOLおよび各州独自の職業リストで判断されるため、混同しないよう注意してください。

190ビザを取得するメリット

190ビザは他の一時滞在ビザと異なり、取得した瞬間から永住者としての権利がほぼすべて付与されます。具体的には以下のようなメリットがあります。

🏡 生活面のメリット

  • オーストラリアに無期限で滞在可能
  • 現地学生と同じ学費で大学・専門学校に進学可能
  • 公立学校で18歳未満の子どもが無料で就学可能
  • 持ち家購入時の住宅購入者向け助成金の対象になり得る

💼 就労・社会保障のメリット

  • 就労・起業の制限なし
  • メディケア(公的医療保険)に加入可能
  • 条件を満たせばセンターリンクの社会保障給付の対象
  • 英語力が不足する家族はAMEP(無料英語プログラム)を利用可能

👨‍👩‍👧 家族に関するメリット

  • 配偶者・事実婚パートナー・扶養家族を同時に申請可能
  • 将来的に特定の家族をスポンサーできる権利
  • 家族全員が永住者としての教育・医療の権利を得られる

🇦🇺 将来のキャリアのメリット

  • 要件を満たせば将来的にオーストラリア市民権を申請可能
  • 州間の移動は2年間の居住条件を満たした後は自由
  • 特定の雇用主に縛られず転職が可能

申請条件(federal要件)

190ビザの申請には、連邦政府が定める基本条件と、指名を希望する州・準州独自の条件の両方を満たす必要があります。まず連邦レベルの主な条件は次のとおりです。

項目 条件
対象職業 MLTSSLまたはSTSOLに掲載され、かつ指名を希望する州の職業リストに含まれていること
スキル評価 該当職種の評価機関(Skill Assessment)から有効な合格結果を取得していること
年齢 ビザ申請の招待(Invitation)を受ける時点で45歳未満であること
英語力 Competent English以上(IELTS各セクション6.0、またはPTE Academic 50相当以上)
ポイントテスト 州の指名ボーナス5点を含め、最低65点以上を獲得していること
州・準州の指名 指名を希望する州・準州政府から正式な指名(Nomination)を受けていること
健康状態 指定医療機関での健康診断(Health Examination)に合格していること
人物審査 申請者本人および同伴する扶養家族全員の無犯罪証明(Police Check)が必要
⚠️ 職業リストに完全一致しない場合も諦めないでください
希望する職種がリストに完全一致しなくても、実務経験がその職種と密接に関連していることを証明できれば申請の可能性は残ります。ANZSCOコードの判定や職務内容の証明については、移民エージェントまたはSOL留学の相談窓口へお問い合わせください。

ポイントテストの仕組み

190ビザの合格ラインは65点ですが、これはあくまで申請資格の最低ラインです。実際に招待を受けるには、人気の職種ほど70〜90点台のスコアが求められる傾向にあるため、自分の得点を早めに把握しておくことが重要です。

加点項目 主な内容 最大配点
年齢 18〜44歳が対象。25〜32歳が最も高得点 30点
英語力 Competent/Proficient/Superior Englishの3段階 20点
職務経験 オーストラリア国内・国外での実務経験(合算で最大20点) 20点
学歴 博士号・学士号以上・その他の資格に応じて加点 20点
オーストラリアでの就学 豪州の教育機関で2年以上の課程を修了 5点
パートナーのスキル 配偶者の職業評価・英語力に応じて加点 10点
州・準州の指名(190ビザ) 州・準州からの正式な指名を受けた場合 5点
📌 補足:EOIはSkillSelectから提出
ポイントテストのスコアはSkillSelect上でExpression of Interest(EOI)として提出し、州政府や内務省からの招待を待つ流れになります。EOIの有効期限は提出から2年間です。

申請の流れ(4ステップ)

190ビザの申請は、大きく分けて4つのステップで進みます。EOI提出から実際のビザ申請まで、早くて半年、長い場合は数年単位のスケジュールになることもあるため、逆算して準備を進めることが大切です。

Step 1

資格チェックとスキル評価
希望する職種が対象リストに掲載されているか確認し、該当する評価機関でスキル評価(Skill Assessment)を取得します。英語力の証明(IELTSやPTEなど)もこの段階で準備します。

Step 2

SkillSelectでEOIを提出
ポイントテストの内容をもとに、SkillSelect上でExpression of Interest(EOI)を提出します。希望する州・準州を選択でき、EOIは提出から2年間有効です。

Step 3

州・準州の指名を取得
希望する州から招待が届いたら、期限内(多くの州で14日以内が目安)に州独自のノミネーション申請を行います。承認されると65点以上のスコアでビザ申請への招待(ITA)が発行されます。

Step 4

190ビザ本申請
招待を受けてから60日以内に、ImmiAccountを通じて正式なビザ申請を行います。健康診断・無犯罪証明などのサポート書類をすべて提出し、審査結果を待ちます。

申請費用(2026年7月改定版)

2026年7月1日付でオーストラリア内務省の主要な技術ビザの申請費用が大幅に改定され、190ビザの本人申請費用は6,140豪ドルとなりました。改定前(4,910豪ドル)から約25%の値上げとなっているため、以前の情報のまま予算を組んでいる場合は必ず見直してください。

項目 費用(2026年7月1日以降)
本人(主申請者) AUD 6,140
18歳以上の同伴家族 AUD 3,070
18歳未満の同伴家族 AUD 1,535
健康診断 1人あたり目安 AUD 300〜500
ポリスチェック(オーストラリア国内) 目安 AUD 50前後
スキル評価 職種・評価機関により AUD 500〜2,000程度
州のノミネーション費用 州により異なる(無料〜数百豪ドル程度)
⚠️ 費用は今後も変動する可能性があります
上記の政府手数料はオーストラリア内務省の公表内容にもとづく2026年8月時点の金額です。ビザ手数料は申請日時点の金額が適用されるため、実際に申請する前に必ず内務省公式サイトの「Visa Pricing Estimator」で最新金額を確認してください。健康診断・スキル評価・州ノミネーション費用は個人の状況や選択機関によって変動します。

州・準州ごとのノミネーション制度

190ビザは州・準州ごとに独自の職業リストと選考基準を持っているため、「どの州に申請するか」で難易度や必要な準備が大きく変わります。各州の職業リストや募集枠は年に一度、場合によっては毎月更新されるため、以下は制度の大枠を把握するための一覧としてご覧ください。

州・準州 申請窓口 制度の特徴
ニューサウスウェールズ州(NSW) NSW Skilled Migration(Live in NSW) 州内在住・州内での就労実績がある申請者を優先する傾向
ビクトリア州(VIC) Live in Melbourne Registration of Interest(ROI)方式。州内在住が原則条件
クイーンズランド州(QLD) Migration Queensland Registration of Interest(ROI)方式。地方在住者・オフショア申請者向けの職種を優遇する場合あり
南オーストラリア州(SA) Migration SA 就労中/卒業生/ハイスキル人材など複数のストリームを用意
西オーストラリア州(WA) WA State Nomination Migration ジェネラル・大学院卒業生など複数ストリーム。地方枠が手厚い
タスマニア州(TAS) Migration Tasmania 州内就労パスウェイと州内卒業生パスウェイを用意
オーストラリア首都特別地域(ACT) Canberra Matrix 独自のポイント制「Canberra Matrix」で審査。ACT在住・就労実績が重視される
ノーザンテリトリー(NT) NT Skilled and Business Migration 190・491の両方を運用。他州より職業リストが広めの傾向
📌 補足:職業リストと募集枠は必ず最新版を確認
各州の職業リスト・要件・募集枠(アロケーション)は年度ごとに更新され、年度の途中で追加・削除が行われることも珍しくありません。申請を検討する際は、各州の公式ポータルで最新の職業リストと要件を必ず確認してください。SOL留学のマイグレーションチームでも最新情報の確認をサポートしています。

189・190・491ビザの違い

技術移民の永住ビザには190のほかに189・491があり、いずれもSkillSelectのポイントテストを利用しますが、指名の有無や居住条件、対象職業リストに違いがあります。

比較項目 189 Skilled Independent 190 Skilled Nominated 491 Skilled Work Regional
永住権 取得時点で永住権 取得時点で永住権 5年間の暫定ビザ(条件達成後191へ移行)
州・準州の指名 不要 必要 必要(または適格な家族によるスポンサー)
ポイントボーナス なし 5点 15点
対象職業リスト MLTSSLのみ MLTSSL・STSOL MLTSSL・STSOL・ROL
居住義務 なし 指名州に原則2年間 指定地域に3年間
本人申請費用(2026年7月〜) AUD 6,135 AUD 6,140 AUD 6,140

扶養家族の追加について

190ビザは、申請時または結果が出る前であれば追加で家族を含めることができます。対象となるのは、配偶者・事実婚パートナー、申請者またはパートナーの子ども、およびその扶養されている子どもです。

同伴する家族も、申請者本人と同様に健康診断とポリスチェックの条件を満たす必要があります。もしパートナーや扶養家族を申請に含めない場合は、その理由の説明を求められることがあるため、家族構成が変化する予定がある方は早めに移民エージェントへ相談することをおすすめします。

よくある質問 FAQ

190ビザの審査にはどのくらい時間がかかりますか?

申請全体の処理期間は時期や個々の状況によって変動しますが、直近の公開データでは全体の50%が1年前後、90%が1年〜1年半程度で処理される傾向にあります。追加書類の提出を求められると審査期間が延びるため、最初から書類一式を漏れなく準備することが重要です。最新の目安は内務省公式サイトの処理期間ページで確認してください。

190ビザの申請にジョブオファーは必須ですか?

州によって異なります。クイーンズランド州のように就労実績やオファーの証明を重視する州もあれば、タスマニア州の卒業生パスウェイのようにオファーが必須ではないストリームを用意している州もあります。希望する州の最新のノミネーション要件を個別に確認する必要があります。

オーストラリアでの就労経験がなくても190ビザは申請できますか?

州によっては可能です。例えばタスマニア州や西オーストラリア州には、現地で一定期間就学した卒業生向けのパスウェイがあり、就労経験がなくても指名の対象になり得ます。ただしそれ以外のストリームでは実務経験の証明(雇用契約書・給与明細・職務内容説明など)が求められるのが一般的です。

190ビザ取得後に指名を受けた州から引っ越すとどうなりますか?

190ビザは永住ビザのため州間を自由に移動する権利がありますが、原則として指名を受けた州・準州に少なくとも2年間居住・就労することが条件となっています。正当な理由なく早期に転出すると、その後の市民権申請などに影響する可能性があるため、事情がある場合は事前に州の担当窓口に相談することが推奨されます。2年の期間を満了すれば移動制限はなくなります。

189ビザと190ビザの一番の違いは何ですか?

最大の違いは州・準州からの指名の有無です。189ビザは指名不要で申請できる一方、対象職業がMLTSSLに限定され、ポイントの競争が激しくなりがちです。190ビザは指名が必要な代わりに5点のボーナスが加算され、STSOL掲載職種にも門戸が広がります。その代わり、指名州に2年間居住する義務が生じます。

オーストラリア国外からでも190ビザは申請できますか?

可能です。オーストラリア国内に滞在中の場合は、審査結果が出るまで有効なビザ(ブリッジングビザA・B・Cなど)を保持している必要があります。国外からの申請の場合も、州によってはオフショア申請者向けの職種やストリームを設けていることがあるため、希望州の要件を確認しましょう。

SOL留学のサポート

190ビザは州ごとの制度が複雑で、職業リストや必要書類も頻繁に更新されるため、独力で最新情報を追い続けるのは簡単ではありません。SOL留学ではマイグレーション(ビザ・移民)専門チームが在籍しており、これまで5,000件を超える申請をサポートしてきました。

スキル評価から州のノミネーション申請、ビザ本申請までを一貫してサポートできる体制を整えています。

    • ポイントテストの無料診断
    • 職業・州ごとの最新ノミネーション要件の確認
    • スキル評価・EOI・ビザ申請書類の作成サポート
    • 登録移民エージェント(MARN登録)による申請代行

「自分のポイントで190ビザは狙えるのか」「どの州を選べばいいのか」など、少しでも気になる点があれば、まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください。

SOL留学のサポート

190ビザは州ごとの制度が複雑で、職業リストや必要書類も頻繁に更新されるため、独力で最新情報を追い続けるのは簡単ではありません。SOL留学ではマイグレーション(ビザ・移民)専門チームが在籍しており、これまで5,000件を超える申請をサポートしてきました。

スキル評価から州のノミネーション申請、ビザ本申請までを一貫してサポートできる体制を整えています。

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    • スキル評価・EOI・ビザ申請書類の作成サポート
    • 登録移民エージェント(MARN登録)による申請代行

「自分のポイントで190ビザは狙えるのか」「どの州を選べばいいのか」など、少しでも気になる点があれば、まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください。

📝 まとめ:190ビザは「州選び」と「最新情報の確認」が成功のカギ

サブクラス190は、州・準州からの指名を受けることで189ビザよりもポイントのハードルを下げられる、人気の高い永住ビザです。ただし2026年7月の手数料改定のように制度は年々変化しており、職業リストや州ごとの要件も頻繁にアップデートされます。

申請を検討する際は、必ず内務省および希望する州の公式サイトで最新情報を確認したうえで、自分のポイントスコアや職種に合った州を見極めることが重要です。

190ビザの申請条件やポイントについて相談してみませんか?

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