ビザ

サブクラス482ビザとは?
申請条件から永住権の道のりまで徹底解説

📅 2026年8月更新
✍️ カウンセラー:Maki Morikawa
オーストラリアで現地就職したいけれど、就労ビザの仕組みが複雑でよく分からない」「482ビザという言葉は聞いたことがあるけれど、実際どんな条件が必要なの?」——そんな疑問を持つ方は少なくありません。サブクラス482ビザは、オーストラリア企業のスポンサーを得て働くための代表的な就労ビザで、2024年末に制度が大きく刷新されました。この記事では、482ビザの基本的な仕組みから、申請条件、給与基準、そして永住権への道のりまでを、最新情報をもとにわかりやすく解説します。 
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スキルビザについて知っておくべきこと

スキルビザの申請可否は、希望する職業、スキルアセスメントの結果、英語力、職歴、学歴、EOIポイントにより変わります。
スキルビザは「技術ビザ」とも呼ばれ、看護、幼児教育、医療、IT、エンジニアリング、ソーシャルワークなど、
専門職やオーストラリアで需要のある職種を目指す方に関係しやすいビザです。

ただし、スキルビザは「コースを卒業すれば必ず取れるビザ」ではありません。
ビザの申請時点で、その職業が対象リストにあるか、スキルアセスメントを通過できるか、
ビザごとの英語力やポイントの条件を満たせるかを確認する必要があり、その条件は毎年変わります。

スキルビザで確認されやすい項目

項目 内容
対象職業 MLTSSL、STSOL、ROL、CSOLなど、どの職種リストに該当するか
スキルアセスメント 職種ごとの指定機関で職業スキルが認められるか
英語力 IELTS・PTEなどのスコア
学歴・資格 職業ごとに定められている学位・資格
職歴 関連分野での実務経験
EOIポイント 年齢・英語力・学歴・職歴などによるポイント
州・雇用主 職種ごとの州スポンサーや雇用主スポンサーの有無
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サブクラス482ビザ(Skills in Demandビザ)とは

サブクラス482ビザは、オーストラリア国内で人材が不足している職種について、
企業が海外から技能労働者を雇用・スポンサーするための就労ビザです。

2024年12月7日に制度の中身が大きく見直され、それまでの
「Temporary Skill Shortage(TSS)ビザ」から
「Skills in Demand(SID)ビザ」という名称に変わりました。

ビザのサブクラス番号(482)自体は変わっていませんが、
対象職種リストや給与ライン、永住権への道のりなど、内容のほとんどが刷新されています。

482ビザについて知っておきたいポイント

企業からのスポンサーが必要
オーストラリアの企業(承認されたスポンサー企業)から職種を指名してもらう必要があります。
個人だけでは申請できない
482ビザは、申請者が個人で単独申請することはできません。
スポンサーとなる企業と申請者の双方が、それぞれ必要な条件を満たす必要があります。
就労期間はストリームによって異なる
482ビザには複数のストリームがあり、対象職種や条件などが異なります。
自分がどのストリームの対象になるか確認することが重要です。
永住権へのステップになる場合もある
条件を満たすことで、482ビザでの就労経験を経て、
将来的に永住ビザを目指せる場合があります。

📌 移民カウンセラーメモ
旧TSSビザで既に482ビザを保有している方も、新制度下でのビザ更新や条件変更が生じる場合があります。現在のビザ条件は必ず最新情報を確認してください。

3つのビザストリーム

482ビザには、対象職種や給与水準に応じて3つのストリーム(区分)があります。
自分がどのストリームに該当するかによって、必要な職業リストや最低給与ラインが変わります。

482ビザの3つのストリーム

ストリーム 対象 特徴
Core Skills Core Skills Occupation List(CSOL)掲載職種 最も一般的に利用されるストリーム。幅広い専門職・技術職・技能職が対象
Specialist Skills 一部の除外職種を除く全ANZSCO職種 高収入の専門人材向け。職種リストの制約が少ない代わりに給与基準が高い
Labour Agreement 雇用主が締結した労働協定に定める職種 業界・企業ごとの個別協定に基づくストリーム

職種が482ビザの対象かどうかは、必ず最新のSkilled Occupation Listを確認しましょう。
職種リストは定期的に見直されるため、過去に対象だった職種が変更される可能性もあります。

最新の情報は、オーストラリア政府(Department of Home Affairs)の公式ページで確認できます。


▶ Skilled Occupation Listはこちら

📌 移民カウンセラーメモ
Labour Agreementストリームでは、Aged Care Workerが対象職種の一つです。
一般的な482ビザと比べて最低給与基準が緩和される場合があり、
就労経験がなくてもスポンサーを受けられるケースがあります。

協定内容は業界や企業ごとに異なるため、
自身の職種や条件についてはマイグレーションカウンセラーへ相談することをおすすめします。

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申請の流れと必要条件

482ビザの取得には、雇用主・労働者それぞれが満たすべき条件があります。
最も一般的なCore Skillsストリームの全体の流れは次の通りです。

482ビザ申請の流れ

Step 1 スポンサー企業を見つける
承認されたStandard Business Sponsorとなっているオーストラリア企業から、
内定・雇用オファーを得る必要があります。企業側が未承認の場合は、
企業がスポンサー申請を行う必要があります。
Step 2 職種のノミネーション
雇用主が、対象職種や給与条件を含むノミネーション申請を行います。ここで職種がCSOLに合致しているか、
給与が基準を満たしているかが審査されます。
Step 3 技能・実務経験の証明
過去5年以内に、対象職種で少なくとも1年間のフルタイム相当の
実務経験があることを証明します。職種によっては、技能審査(Skills Assessment)が必要になる場合もあります。
Step 4 英語力要件を満たす
一般的にIELTS Overall 5.0以上(バンドスコア5.0以上)、
またはこれに相当する英語力証明が必要です。
Step 5 ビザ申請・審査
年齢・健康状態・ポリスチェックなどの基本条件を満たした上で、
ビザ申請を行います。審査期間はストリームや個別の状況により、
数日から8か月以上まで幅があります。

📌 移民カウンセラーメモ
ワーキングホリデー中に働いていた勤務先から「スポンサーできるよ」と言われるケースは少なくありません。しかし、雇用主の口約束だけで安心するのは禁物です。
482ビザのスポンサーになるには、企業がSBS(Standard Business Sponsor)として承認されていることに加え、対象職種のノミネーション申請が認められる必要があります。

会社がSBSの承認を受けていない場合は、その申請から始める必要があり、必ずしも482ビザを取得できるとは限りません。「スポンサーする」と言われた場合でも、企業がSBSを取得済みか、対象職種でノミネーション申請が可能かを事前に確認し、不明な点はマイグレーションカウンセラーへ相談することをおすすめします。

給与基準(最低賃金要件)

482ビザでは、ストリームごとに定められた最低給与基準(TSMIT)以上の年収が必要です。
この基準は毎年見直されるため、申請時期によって金額が変わる点に注意が必要です。

482ビザの最低給与基準

ストリーム ノミネートする場合の最低給与条件(2026年7月時点)
Core Skills AUD $79,423以上
Specialist Skills AUD $146,576以上

正確な最新の金額は、必ずオーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の
公式サイトで確認してください。

📌 移民カウンセラーメモ
482ビザの最低給与基準は、近年毎年見直し・引き上げられる傾向にあります。
そのため、スポンサー企業は一定以上のスキルや経験を持つ人材を採用したいと考えるケースが増えています。
また、職種によっては最低給与基準が一般的な市場給与を上回ることもあり、
企業がスポンサーを出しにくい場合もあります。482ビザを目指す際は、自分の職種でこの給与水準が現実的か、どの程度の経験やスキルが求められるかを事前に確認し、キャリアプランを立てることが大切です。

永住権(PR)への道のり

482ビザは一時的な就労ビザですが、一定の条件を満たすことで、永住権(サブクラス186:Employer Nomination Scheme Visa)へつなげることができます。

特に多く利用されるのが、Temporary Residence Transition(TRT)ストリームです。

186ビザ(TRTストリーム)の主な条件

1. 対象職種での勤務実績
同じスポンサー企業のもとで、対象職種で最低2年間の勤務実績があること。
2. 年齢条件
申請時点で45歳未満であること。
3. 英語力
IELTS Overall 6.0以上(バンドスコア6.0以上)。
4. 雇用主からのノミネーション
雇用主が本人の永住権ノミネーションに同意していること。

📌 移民カウンセラーメモ
2025年11月の制度変更により、186 TRTストリームに必要な就労期間が3年から2年に短縮されました。従来より早い段階で永住権申請の準備を始められるようになっています。

地方で就労して永住権を目指すルート

職種や地域によっては、地方雇用者スポンサービザ(サブクラス494)を経由し、
サブクラス191ビザで永住権を目指すルートもあります。

指定地域で3年以上就労することが条件となるため、都市部以外での就職を検討している方はあわせて確認すると良いでしょう。

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📝 まとめ:重要なのは、482ビザの条件を理解し、永住権まで見据えて準備すること

482(Skills in Demand)ビザは、企業スポンサーのもとオーストラリアで就労し、条件次第で永住権(サブクラス186など)へつなげられる代表的な就労ビザです。ポイントは、スポンサー企業・対象職種・年収基準・英語力という4つの条件を満たすこと、そしてストリーム(Core Skills/Specialist Skills/Labour Agreement)によって対象職種や年収要件が異なることです。 

一方で、482ビザ・移民制度は毎年7月を中心に条件が改定されるため、本記事の年収基準やビザ料金は2026年7月時点の情報であり、申請時点で変わっている可能性があります。申請前には必ずDepartment of Home Affairsの公式サイトで最新条件を確認してください。また、482ビザの取得や186ビザ・永住権への移行は保証されるものではなく、職種・年齢・英語力・申請時点の制度によって結果が異なります。「今の自分の状況ではどのルートが現実的か」を確認したい場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。 

よくある質問 FAQ

482ビザとTSSビザは何が違うのですか?

2024年12月7日にTSSビザからSkills in Demand(SID)ビザへ制度が刷新されました。サブクラス番号は482のまま維持されていますが、対象職種リストが1本化され、給与を基準とした3つのストリームへ再編されるなど、内容の多くが変更されています。

個人で482ビザに単独申請できますか?

できません。482ビザは雇用主によるスポンサー・ノミネーションが前提となる就労ビザのため、まずはオーストラリア企業から内定を得る必要があります。

配偶者や子どもも一緒に滞在できますか?

はい。パートナーや扶養家族(子ども)をビザ申請に含めることが可能です。また、後から別途申請して合流するSubsequent Entrantという手続きも用意されています。

482ビザを取得すれば、必ず永住権につながるのですか?

いいえ、自動的に永住権につながるわけではありません。同じ雇用主のもとで一定期間勤務するなど、186ビザ(TRTストリーム)の条件を満たし、雇用主が永住権ノミネーションに同意することが必要です。条件を満たさない場合は、他の永住権(PR)ルートを検討する必要があります。

482ビザの審査にはどのくらい時間がかかりますか?

ストリームやスポンサー企業の状況により幅があります。数日で完了するケースから、8か月以上かかるケースまでさまざまです。申請に必要な書類やスポンサー側の手続きにも時間がかかる場合があるため、早めに準備を始めることをおすすめします。

SOL留学が選ばれる理由FAQ

オーストラリア政府認定留学カウンセラー


この記事は、SOL留学のオーストラリア政府認定留学カウンセラー(QEAC 12760・QEAC 12711)およびオーストラリア政府認定移民エージェント(MARN 1683521)監修のもと作成しています。