オーストラリアの奨学金システム

オーストラリア留学を考える上で一つの大きなポイントとなるのが、学費です。日本の大学と学費を比較していただくと、オーストラリアの大学費用はとても高くなります。そんな中とても重要になるのが、奨学金になります。奨学金と聞くと皆さんはどのようなイメージが浮かびますでしょうか? おそらく日本での奨学金のイメージは、「成績優秀者が得られる」「いくらか借りることができて将来返金していく必要がある」など様々なイメージがあるかとは思いますが、総じて 『難しい』 といった感想ではないでしょうか? こちらでは、オーストラリアの大学に進学する際頻繁に耳にする奨学金について、 その申請基準や方法についてご紹介させて頂きます。 オーストラリアの奨学金 Scholarships in Australia 魅力1:奨学金のシステム オーストラリアでは日本と同様、『政府から提供される奨学金』そして『大学から提供される奨学金』があります。今回は留学生の大半の方が使用される、大学から提供される奨学金につきましてお話しさせて頂きます。 こちらのシステムは、大学が設けている申請条件を満たした際に一定金額を受け取り学費支払いに割り当てることができるシステムになり、こちらは一切返済不要となります。 こちらはオーストラリアの大学に進学する際はとても大きなポイントになります。ただ、気になるのはその申請基準。こちらについては以下でご紹させていただきます。 魅力2:奨学金申請の基準 実際に大学での奨学金を申請する際の基準は、とても様々な種類があります。 大学によって申請基準などは大きく変わりますが、よくある申請基準としては: 最終学歴のGPA(成績) 同じ大学の付属カレッジを卒業していること 指定の語学コースを取得していること 過去に特筆した成績を収めている など、ここまでは一般的なものかと思います。 その他で特殊なものとしては、国籍によって提供される奨学金、こちらは例えば日本からの学生さんには条件なしで20%offの学費を提供するといったような、国籍によって異なる奨学金になります。 また、中には一切条件なしで留学生には奨学金として学費の割引などが行われる大学もございます。ここで「割引」という言葉が出ましたが、ここまでの内容でお分かりいただける通りオーストラリアでの奨学金は返済不要という事もありどちらかというと学費の割引に近いものになります。   魅力3:申請方法 気になる奨学金の申請方法ですが、こちらは主に二通りとなります。  一つ目は指定の条件を満たした際に大学指定の奨学金申請用紙に記入し大学の申し込みの際に提出するもの。そして二つ目は、大学申し込みをした際に提出している最終学歴の成績を大学側が自動的に査定し、その後学校から降りたオファーレターに奨学金の詳細が記載されるというこちらの二通りになります。  簡単にまとめると、まず申請基準を満たしていること、そしてその後は大学指定の申請フォームを提出するか、大学側が査定するかの二通りになります。      入学方法 オーストラリアの大学のほとんどが、入学条件として高校の成績が必要です。規定の成績に満たなければ入学できません。しかし、オーストラリアの大学では成績が足りない学生にもパスウェイコースという代用コースが存在しており、最終的に大学に入学することができるようになります。(こちらのパスウェイコースについて詳しく知りたい方はこちらで解説しています。)日本の高校以上の学位卒業時からクイーンズランド工科大学に入学する道のりは以下の3通りです。    Trending Scholarships 注目の奨学金 数ある奨学金の中から、SOL留学が現在オススメする奨学金をご紹介します! Torrens University 奨学金の内容 2022年度ブリスベンキャンパスで履修を開始した際に学費から30%の奨学金が取得可能 奨学金の内容 日本を含むオーストラリア国外で履修する際に30%の奨学金が取得可能 続きを読む Queensland University of Technology 奨学金の内容 初年度一年間の学費が25%オフ 奨学金申請の条件 QUT以外の教育機関で学士以上修了(GPA6.0に値する成績) 奨学金申請の条件 QUTで学士以上修了(GPA5.5以上の成績) 続きを読む Southern Cross University 奨学金の内容 年間の学費から$8,000割引…

クイーンズランド工科大学(QUT)

奨学金:GPA基準 25-50% OFF       クイーンズランド工科大学(QUT) 今回オーストラリアはQLD州きってのテクノロジー大学、 クイーンズランド工科大学(QUT) につきましてご紹介したいと思います。今回は卒業後の就職率や1989年に創立の近代的なキャンパスに定評のあるこちらクイーンズランド工科大学の魅力をお伝え致します!  大学基本情報 BASIC INFORMATION 大学名 Queensland University of Technology (QUT) 設立 1989年 総学生数 約40,000人 留学生率 約14.6% キャンパス Gardens Point Campus, Kelvin Grove Campus, Caboolture campus  世界大学ランキング QS World University Ranking 213位 (2022年) 主な学部 工学部, 人文学部・コミュニケーション, 建築学 芸術, 構造環境環境学, 会計・数学, 経営学部・経済学部, 理学, 薬学, 法学・法律, 代替医療・一般看護学, 社会福祉医療サービス, 心理学 スポーツ・運動科学, 教育学部  クイーンズランド工科大学の魅力 Attractiveness 魅力1:トリプルクラウン クイーンズランド工科大学の魅力といえば先ず初めに上がるのが“トリプルクラウン”になります!こちらは3つの国際ビジネス団体から認可された際に得られる最上級の称号になります。世界中に多く存在するビジネススクールの中でもこの称号を得ているのは何と108校のみとなりこれは全体の上位1%となります!また、オーストラリアの大学ではクイーンズランド工科大学が初めてこのトリプルクラウンを取得した大学となっています。  魅力2:最先端の技術と近代的なキャンパス  本大学は名前のとおり工科大学としての知名度・評価が高く、工学の分野においては特に強い特色を有しています。工学分野のコースでは最先端のロボット・AI技術やIT技術をコースカリキュラムに取り入れており、キャンパス内の公共スペースにも数多くテクノロジー体験のできる空間があります。これらの技術はエンターテイメントとしてだけではなく実際に卒業後に活用ができるよう提携企業との共同開発なども行われています。    CQUは実践的な授業やインターンなどの機会が多いため、就職を目標とした学生が多く学んでいます。  魅力3:提携企業  クイーンズランド工科大学では卒業後の社会で即戦力となる人材育成を目指しているため、上記の通り提携企業との連携が多く組み込まれています。特に授業の一環として約110社以上の提携気偉業でのインターンシップが可能となっており、より実践的な知識とスキルが身に着くことから在学生・卒業生からの評判がとてもよくなっています。  魅力4:卒業後の就職率とキャリア相談システム  卒業後の実社会で活きる人材育成をモットーにしているクイーンズランド工科大学では卒業後の就職率の高さも強みの一つとして有名です。また、その強みをサポートしているシステムとして“キャリアメンタースキーム”が取り上げられます。こちらは、大学と提携のある企業の方から直接将来の就職活動などについて相談や指導をしていただけるシステムとなっています。実際の企業で働いている方からのアドバイスが聞けるという事で学生から大きな支持を得ています。 …

フリンダース大学

奨学金:GPA基準20%-50%OFF       フリンダース大学 フリンダース大学(Flinders University)は南オーストラリア州の州都であるアデレードやBedford Parkにキャンパスがあり、1966年に設立された歴史のある大学です。国際的な認知、時代に沿った革新的な教育、世界トップレベルの研究、学生と企業との繋がりをビジョンに掲げる歴史的な大学です。日本人初のスペースシャトル計画に参加した宇宙飛行士である「毛利衛さん」もフリンダース大学の理学研究科で修士、博士号を取得したことでも有名です。  大学基本情報 BASIC INFORMATION 大学名 Flinders University 設立 1966年 総学生数 約26,000人 留学生率 約15% キャンパス Bedford Park Campus, Sturt Campus, Tonsley campus, Adelaide Campus, South Australia Campus  世界大学ランキング UniRank 国内407位 (2022年) 主な学部 環境科学, 芸術・クリエイティブ, 人文学部・コミュニケーション, 犯罪, 軍事, ビジネス・経済, 教育, IT・エンジニア, 国際関係, 医学・健康科学・看護・助産師, 心理学, スポーツ, 法学・法律, 社会福祉, 言語・文化  フリンダース大学の魅力 Attractiveness 魅力1:地方エリア フリンダース大学のキャンパスはすべて地方エリアに認定されています。 地方エリアの大学に行くことのメリットとしては卒業ビザが通常2年のところを4年も申請できます。卒業後、現地で長期の就労経験が積めます。  また将来永住権や就労ビザを目指される方には地方で申請した方がポイントが多く貰えて有利です。 南オーストラリアのアデレードキャンパスはオーストラリア国内で住みよい街ランキング第5位に選ばれたことがあるほど人気な土地の一つです。大都市と比べて、大学の現地の学生の割合が多く、南オーストラリアは日本人も少ないので、より英語オンリーの環境に身を置けるのもメリットです。  魅力2:数々の大学ランキングにランクイン フリンダース大学は権威のある歴史的な大学であり、World University Rankings 2022では世界トップ2%にランクインしています。その他、数々の大学ランキングがその実力を証明しています。  ★南オーストラリア州の公立大学でNo.1  学習エンゲージメント  The Good Universities Guide…