オーストラリア 大学 入学方法 SOL留学

皆さんこんにちは、SOL留学カウンセラーのハルキです!

さて、ここ最近SOL留学のブログでは永住権取得について、また取得可能なコースや専攻そして卒業ビザについてお話してきました。そんな中よくお伺いするご質問は

“実際にどうやって学校に入学するの?”という点です。

確かに、なんとなく“永住権取得するためには指定の勉強をしなければいけなくて、卒業後にビザがもらえるんですよね” という理解の方は多くいらっしゃいます。

ただ、実際に入学を考え始めたときに初めて気づくのが入学条件そしてそれらを満たす方法になります!

こちらは進学するコースや専攻そして学校によっても変わってくるため、誰かから聞いた情報だけを鵜呑みにすると勘違いしていることもありますのでご注意を!

ということで、本日は皆さんに永住権を見据えた大学進学時に使用可能な入学オプションをお伝えしていきたいと思います!

本日お話しする内容は大きく分けて以下の通りになります:

 

  • Bachelor Degree (大学) に直接入学
  • Diploma (大学1年次に相当する専門学コース・学位) 卒業後Bachelor Degree (大学) に入学
  • English Pathway コースを卒業後Bachelor Degree (大学) に入学
  • Foundation コースを卒業後Bachelor Degree (大学) に入学

 

こちらに関しまして、それぞれお話ししていきたいと思います!

1 Bachelor Degree (大学) に直接入学

こちらはいわゆる一般入学になります。

各大学・コースによって設けられた入学条件を満たすことで入学可能になります。

履修する専攻によっては過去の専攻・履修歴や何かコースに関係した特別な資格や経験などを求められる場合もありますが、

一般的には最低でもEnglish requirement (英語力の証明)とAcadmic Requirement(最終学歴の証明)の二つを満たしている必要があります。

大学によっては入学条件の違いがある事もありますが一般的には以下の通りになります:

English Requirement: IELTS 6.0 – 6.5 相当

*PTE, Cambridge, TOELF iBT など学校やコースにより申請可能な資格が変わります

Academic requirement: Year12 相当 (コースによりGPAの条件に変動あり)

*こちらは日本国籍の場合、高校卒業と同等の証明になります

*専攻によっては必須科目の成績証明の必要あり(数学・物理・科学… など)

 

以上の二つを満たしていれば基本的には入学可能になります。

どうでしょうか?思っていたよりもシンプルではないでしょうか?

入学条件さえ満たしていれば世界トップランキングに入っている大学でさえ日本の大学のように入学試験などを受ける必要がないんです!!

(専攻によっては必要な場合があります)

ですので、基本的に入学準備に必要なものとしましては:

英語試験の証明書 高校/大学 卒業証書の英訳 高校/大学 成績証明書の英訳
学生保険 学生ビザ(その他の場合も有) 申請書類

 

こちらの選択肢のメリット

  • 大学一年時から友達作りができ、3年から4年同じ友達と一から学べる。
  • 既定の履修期間(3-4年)で卒業ができる

となります!

 

ここまでが一般的な入学方法になりますが、ここでよくある問題が“英語力が足りない”という点になります。IELTS6.0 – 6.5相当が入学基準となっている大学では、学生さんが申請をする際にこちらの基準を満たすことができていないことも多くあります。

そのようなケースに使える手段が次の二つの選択肢となります。

2 Diploma (大学1年次に相当する専門学コース・学位) 卒業後Bachelor Degree (大学) に入学

こちらはタイトルにある通り大学入学前に関連のある専攻をDiplomaコースで取得したのちに大学に編入するという方法になります。

 

-Diplomaコースとは?-

こちらはオーストラリアで大学一年時にあたる学位になり、主に高校を卒業した留学生が対象となっています(学校によっては現地の学生も多く在籍します)。

従来の大学一年時の授業などと比べてより基礎から学びやすいようにコースが調整されており、留学生にとっては大学入学に対する準備期間として使用することができます。またこちらのコース終了後Bachelor(大学)コース二年目に編入ができるため、トータルでの履修期間は大学への一般入学と変わりません。(少数のコースによっては半年ほど伸びる場合もございます)

そして何よりも大きな違いとしては、入学条件になります!

先程お話しした大学への一般入学と同じくEnglish requirement (英語力の証明)とAcadmic Requirement(最終学歴の証明)が必要になりますが、入学基準に関しましては以下の通りになります:

English Requirement: IELTS 5.5 相当 (すべてのセクションで5.0以上)

*PTE, Cambridge, TOELF iBT など学校やコースにより申請可能な資格が変わります

Academic requirement: Year10 – Year12 相当 (GPAの証明は基本的になし)

*こちらは日本国籍の場合、高校卒業と同等の証明になります

*専攻によっては必須科目の成績証明の必要あり(数学・物理・科学… など)

 

こちらの選択肢のメリット

  • 大学の勉強に不安がある場合基礎から準備ができる
  • 大学の一年分の学費と比較して割安になる
  • 英語力の入学条件が下がる
  • 一般入学と変わらない期間で卒業できる(専攻による)

以上のようになります。

 

つまり、大学入学のための英語力に不安がある方はDiplomaコースから入学することで大学進学準備をしながら履修期間を変えることなく編入ができるということです!

こちらでパッケージを組むケースは留学生の方には人気となっています。

3 English Pathway コースを卒業後Bachelor Degree (大学) に入学

まず初めに、Pathway とは何でしょうか?

 

大学などへの出願時に入学基準として設けられている英語力もしくはその他の学力を満たしていない場合Pathwayコースを履修することで条件付きでの入学を認められるのというものになります。こちらは主に大学と提携のある語学学校・専門学校(カレッジ)で指定のコースを履修したのちに大学に英語力等の証明の必要なく留学ができるというものになります。

つまり先にお話ししたDiplomaコース卒業後に大学に入学という選択肢もPathwayの一つになります。ではEnglish Pathwayコースでは何が違うのかというと、名前の通り英語力が足りない方への選択肢となるためコースの内容はすべて英語に対する授業となります。

前セクションにてDiplomaコースのからの入学の場合も英語力の証明が低くなるといったメリットを上げましたが、それでもIELTS5.5相当が必要になります。こちらの点数は個人差がありますが留学してすぐ、もしくは何も準備していない段階で取ろうとしても少し難しくなってきます。そんな方のために英語力を伸ばすことだけに特化したコースがEnglish Pathway コースとなります。

 

こちらのコースはいくつかの種類に分かれており、進学する大学・その提携している語学学校やカレッジなどによっても提供されているコースは変わってきます。

主なコースとしては:

  • University Pathway Program
  • English for Academic Purposes course (EAP)
  • IELTS preparation course
  • Cambridge Course

以上のように様々なコースが提供されています。

 

こちらの選択肢のメリット

  • 自分の目的に合った英語力がつけられる
  • コースの期間は必要な分だけでの申請が可能になる
  • 英語力の入学条件が下がる

 

こちらのコースはあくまでもコース名の一覧であり実際に履修が必要になるコースは、進学先の大学と提携先の学校次第となってきます。また、こちらのEnglish Pathwayコースから直接大学に入ることができる場合と、DiplomaコースやFoundationコースなどを経由しなければいけない場合なども学校ごとに変わりますのでそちらに関しましてはぜひご相談いただければとおもいます。

4 Foundation コースを卒業後Bachelor Degree (大学) に入学

最後はFoundationコースについてです。

前述したEnglish Pathwayコースが英語力向上のためのコースなのに対して、こちらのコースでは英語力の向上と共に進学する専攻・コースに必要な基礎科目(数学、物理、化学…など)や大学で取り組む課題などの取り組み方や厚生などについても勉強をします。

つまりこちらのコースは、一番初めにお話ししたAcademic Requirementを満たすことができなかった方などが受けるコースになります。

 

仮に英語力が大学の入学条件に達していた場合でも特定の学歴や専攻またはGPAを求められ、それらを満たすことができない場合はこちらのコースを履修することが必須となります。ただFoundation コース事態にも入学基準(IELTS5.5相当)があるためそれらを満たせない場合はまずEnglish Pathwayコースを取得しその後Foundation コースに入学することになります。

 

こちらの選択肢のメリット

  • 英語力の向上と共に専攻学科で必要な基本知識が得られる
  • 大学での履修準備期間として使用できる
  • 大学付属が多いため同じキャンパスで勉強ができる

 

こちらのコースに関しましてはSOL留学のブログで詳しく説明していますので是非ご覧ください!

【大学進学パスウェイ 完全攻略】ファウンデーションコースを活用して大学入学! | オーストラリア留学するならSOL留学 (soledu.net)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は永住権を見据え大学に進学する際の入学オプションについてお話ししてきました!

今までなんとなく人づてに聞いていた入学条件やその方法などと比べてみていかがでしたでしょうか?オーストラリアでの大学留学の魅力の一つはその柔軟さと多くの選択肢になります。

過去の経歴からなんとなく諦めていた方や何も考えずに直接入学を考えられていた方は是非こちらの記事を読んでいただいて、一番状況に合うオプションをお考えいただけたらと思います!

 

もちろん詳細な入学条件等は大学や専攻によって変わりますので何かご不明点等ございましたらいつでもご連絡お待ちしています!