Painters・Wall and Floor Tilers・Bricklayers （塗装工、タイル工、レンガ職人）でオーストラリア永住権を目指すには

オーストラリアでは建設業界全体の労働者不足が深刻問題とされており、住宅供給やインフラ整備の目標を達成するためには、現状よりも約90,000人の建設労働者がさらに必要とされていると警告されています。建設業界の労働人口は増加していますが、それでも依然として供給不足が続いている状況です。このような背景からも塗装工、タイル工、レンガ職人の職の需要も高くあります。

しかし、実際にこれらの職種で永住権を取得するには職の資格、英語条件、職歴などが必要とされています。本ページでは、資格を持つ移民カウンセラーが在住するSOL留学が、永住権の取得方法やコース受講にかかる費用、塗装工、タイル工、レンガ職人を目指すための学校などを紹介します。

*近年、永住権やビザに関する制度は頻繁に変更されています。以下の情報はあくまで参考情報となりますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。

塗装工は、建物や構造物の表面に塗料やニス、壁紙、その他の仕上げを施し、それらを保護・維持・装飾する仕事を担います。この職種には、美術分野で活動するペインター(Painters: Visual Arts)、自動車を対象とする塗装工(Vehicle Painters)、工業製品などを扱うスプレー塗装工(Industrial Spraypainters)は含まれません。これらはそれぞれ別の職業分類(ユニットグループ)に属すため注意が必要です。

タイル工は、住宅や商業施設、公共施設などの内外装において、セラミック、粘土、スレート、大理石、ガラスといったさまざまな素材のタイルを敷き詰める専門職です。下地の準備（表面の平滑化、防水処理、接着剤の塗布など）から始まり、正確な寸法取りやタイルの切断・調整、模様やデザインに合わせた配置までを含みます。

レンガ職人は、小規模な住宅から大型の商業用高層ビルまで、あらゆる規模の建設プロジェクトに携わります。レンガ職人やブロック職人は、レンガや建築ブロックを積み上げて壁や構造物を築き、建築物の建設や改修を行います。

家具職人で永住権を目指す方法を見る

こちらのコースでは、職場の安全衛生、図面や文書の解釈、測定と計算、手工具や電動工具の使用、足場の組立と解体、塗装作業と塗料の種類、ドアや窓部品の取り外し・交換、壁紙の施工、小規模事業の財務管理 などを学習します。

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こちらのコースでは、セラミック、粘土、スレート、大理石、ガラスなどさまざまな種類のタイルを、内外装の壁や床に敷き詰め、保護性と装飾性を兼ね備えた仕上げを行う技術を習得します。主な学習分野には、図面の解釈、測定と計算、タイル施工用の工具や機材の使用、下地処理および修復 が含まれます。

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このコースでは、レンガやブロックを使った壁や間仕切り、アーチ、階段などの構造物の施工技術を学びます。曲線構造や装飾的なレンガ仕上げも習得可能です。

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永住権取得を目指す場合、CertificateIIIの2年間のコース履修が主な選択肢となります。またコース受講中の実習についても必須となっております。学校によってはCertificate IV in Building and Constructionのコースとパッケージで2年のプログラムに組まれています。*Certificate IVは住宅および小規模商業プロジェクトの監督者・現場管理者まで目指している方向けのコースです。計画、現場監督、建築法規、コスト見積、契約管理、安全管理などの実務スキルが学べます。

受講するコースについては、上記のページにてご説明した通りとなっており、職種によってそれぞれのコースの受講が必要となります。

・Painters(塗装工): Certificate III in Painting and Decorating

・Wall and Floor Tilers(タイル工): Certificate III in Wall and Floor Tiling

・Bricklayers(レンガ職人): Certificate III in Bricklaying & Blocklaying

Temporary Graduate visa Subclass 485 (Post-Vocational Education Work stream)、通称卒業ビザを申請します。

卒業ビザは1.5年の有効期限があり、無制限で就労できます。このビザの間に就労歴を積んだり、Full Skill Assessmentにパスして次の就労ビザの条件を満たす期間に充てることができます。

卒業ビザの主な条件は以下の通りです。

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*その他の条件の詳細は移民カウンセラーにお問い合わせください。

Skill Assessmentはオーストラリアにおける技術査定です。TRA (Trades Recognition Australia)が査定機関となります。

Full Skill Assessmentにパスすることは後述するSubclass189、190、491などの就労ビザ申請には必須の条件です。

Full Skill Assessmentの申請基準は以下の様になります：

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Skilled Occupation Listにある職業リストの区分によって申請できる就労ビザの種類も変わります。

Painter(塗装工) Wall and Floor Tilers(タイル工) Bricklayers (レンガ職人）はMLTSSL (中長期戦略技能リスト)、CSOL (Core Skills Occupation List) という職業リストに含まれます。

取得できるビザとしては:

• サブクラス186：Employer Nomination Scheme visa (雇用主指名制度ビザ)
• サブクラス189：Skilled Independent  Visa (技術独立ビザ)
• サブクラス190：Skilled Nominated Visa (州スポンサービザ)
• サブクラス482：Skilled In Demand Visa (雇用主スポンサービザ)
• サブクラス491：Skilled Work Regional (Provisional) visa (地方移住暫定スポンサービザ)
• サブクラス494：Skilled Employer Sponsored Regional (Provisional) visa (地方型暫定雇用ビザ)

などが挙げられます。

*ビザの申請条件や詳細は各ビザのページからご覧いただけます。

画像引用元(https://www.tafensw.edu.au/international/courses/certificate-iii-in-painting-and-decorating–CPC30620)

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画像引用元(https://alfacollege.edu.au/)

Alfa College は2025年に新しくコンストラクション系のコースを専門とする学校として設立されました。

BrisbaneとGeelong（メルボルン付近）にキャンパスを構え、リーズナブルな学費とフレキシブルな校風が人気です。

Geelongは地方エリアに認定されているため、永住権取得を視野に入れている学生にも魅力的です。

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Everthoughtはコンストラクション系に特化した専門学校で、現地の学生さんも多く勉強しております。

広大なコンストラクションのWorkshop施設が完備されているほか、希望者にはインターンシップのサポートも行っており、より実践的な技術を身につけることが可能です。

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SOL留学では登録移民エージェント – A registered migration agent (RMA)による専門的なアドバイスも可能ですので、就労ビザの選択肢や永住権への具体的なステップについても安心してご相談いただけます。

ビザに関する一般的な情報や、学校紹介、コース申請などは無料で承っておりますので、ぜひSOL留学までお気軽にご相談ください。