こんにちは!

寒くなってきましたが、風邪などひかずにお元気にお過ごしでしょうか?

風邪にも負けず、病気にも負けないことが何よりですが、不運にも

なぜこんな時に・・・? なぜ海外で・・・? っていう時ありますよね。

 

そんな時頼りになるのが保険です!!

 

今回は皆さんにも起こりうる身近な例を取り上げつつ、海外旅行保険についてまとめてみたいと思います。

 

まず、オーストラリアに学生ビザで滞在する場合はOSHC(Overseas Student Health Cover)という学生保険に加入することが義務付けられてますよね。ここで少しOSCHの補償内容についても書きたいと思います。

OSHC (Overseas Student Health Cover) 補償されるもの

  • 公立/私立病院(一部を除く)での治療費用
  • GP/専門医での治療費用
  • 血液検査などの病理検査
  • レントゲン検査
  • 救急車費用
  • 処方箋薬

※MBS(Medicare Benefits Schedule)という医療費の基準額の100%がカバーされる場合と85%など一部しかカバーされない場合があります。

※MBS(Medicare Benefits Schedule)という医療費の基準額を超えた金額を請求された場合は自己負担です。

 

OSHC (Overseas Student Health Cover) 補償されないもの

  • 既往症(元々発症していた症状)
  • 医師による処方薬でない薬
  • 美容整形
  • 理学療法、カイロプラクティック
  • 歯科治療
  • 眼鏡、コンタクトレンズ
  • オーストラリア国外での治療費用
  • 死亡時
  • 盗難・破損

そこで、学生ビザの皆さんは上記では補償されない部分や更に補償内容を強化するために、またワーキングホリデービザや観光ビザ、ビジネスビザで滞在している皆さんのために存在するのが海外旅行保険です。

ほとんどの保険は、24時間安心の日本語サービスがあります!!!!

海外旅行保険は、短期旅行者向けから長期滞在者向けまで多種多様で、保険会社によっても取扱い商品は異なり、もちろん約款も異なります。

短期旅行者だけでなく、3カ月以上の長期滞在者向けの保険も取り扱っている会社には例として以下がございます。

 

長期(3カ月以上)の海外旅行保険取扱い会社

  • 損保ジャパン日本興亜
  • 東京海上日動
  • ジェイアイ傷害火災
  • AIG損保(旧AIU)

など・・・。

 

保険会社ごとに細かい約款は異なりますが、ほとんどの保険会社で共通している部分を主にここで紹介していこうと思います!!

 

 

~目次~

①サービス内容

②補償内容Ⅰ

③補償内容Ⅱ

④クレジットカード付帯保険

①サービス内容

  • 病院 / 医師の紹介、予約

お客様の滞在地、症状、ご希望時間に応じて病院 / 医師の手配、場合によってはホテルや居住地までの往診の手配をします。

  • 医療通訳手配

滞在地によっては日系の病院がない場合があります。必要に応じて医療通訳者の手配を行うか、または電話上で通訳を行います。

  • 治療経過観察

再診が続いて通院になったり、入院した場合などは、どのような治療が行われているのか、回復状況など病院と連絡を取りながらフォローします。

  • 救援者サポート

お客様が入院された場合(2泊3日以上)、お客様のご家族や関係者の方が日本から渡航される場合のサポートや、渡航されない場合は定期的に情報をお伝えします。

  • 医療搬送手配

お客様の病状的にお一人、付き添い者のみでの帰国が難しい場合は専門医師、看護師を派遣し商用機/チャーター機での帰国手配をします。

  • 緊急移送手配

お客様の滞在地で病気、怪我の治療が困難であると判断された場合は、最寄りの先進国へチャーター機、付き添い医療者の手配をし、先進国での受入れ病院の手配を行います。

  • 死亡時の対応

渡航先でお亡くなりになられた場合、現地で荼毘に付す手配や日本までのご遺体搬送手配を行います。

 

②補償内容Ⅰ

  • 治療費用・・・旅行へ出発後(自宅を出発した後)に発症した症状、怪我に対する治療費用。ただし治療は医師免許を持つ医師によるもののみ対象です。また、保険対象の症状だった場合の医師による処方薬、病院までの往復交通費、医療通訳費用、緊急移送費用もこの治療費用という担保枠からの捻出となります。

例)自宅を出発し、成田空港で誤って転倒し怪我をしたので空港クリニックを受診。→ 急性のお怪我と判断され保険対象です。

 

  • 救援者費用・・・お客様が病気や怪我で入院(2泊3日以上)した際に、一緒にご旅行していた友人にやむを得ず発生した費用や、日本から家族や関係者が救援の為に現地入りする場合に発生する費用。主にホテル代(社会通念上妥当な金額)、往復エコノミークラスの航空券、現地交通費、通信費など。基本的には3名様分が補償される。(保険会社によって人数やホテル泊数が異なるので気を付けましょう)

また、死亡時の遺体搬送費用や現地火葬費用もこの救援者費用枠から捻出となります。

例)現地滞在中に交通事故に遭い数週間入院することになり、日本から両親が救援の為に現地入りをすることになった。その際に発生した両親の往復エコノミークラスの航空券、現地ホテル代などは請求可能です。

★加入されているプランによっては治療・救援者費用という枠になっている場合がありますが、その場合は上記費用はすべて“治療・救援者費用”より捻出されると理解してください。

 

  • 賠償責任・・・誤って他人に怪我を負わせたり、滞在先ホテルの部屋にあったものを壊してしまった場合に発生した賠償(法律上の賠償責任を負った場合)。賠償責任の場合は相手側から請求されている見積書、第三者事故証明書(公的機関より発行されたもの)や対物の場合は写真の証拠などが必要になるので準備しておくと良いです。詳しい書類は各保険会社へお問い合わせください。

例)ホテル滞在時、お風呂の水を出しっぱなしにしていて、ホテルの絨毯を濡らしてしまい、ホテル側より請求されている場合。→ 必要書類提出後保険対象と判断される。

 

  • 携行品損害・・・お客様ご本人が所有している身の回り品の盗難や破損した場合は保険対象になります。詳しい必要書類は各保険会社で異なりますが、盗難の場合は現地の警察盗難証明書、破損の場合は第三者事故証明、破損部分の写真を準備するようにしましょう。

例)旅行中カメラを落として壊れてしまった。→ 必要書類提出後に保険対象と判断される。あくまでも破損した物に対する補償であり、新品を購入した費用が補償されるわけでわありません。

 

  • 航空機遅延費用・・・搭乗予定の航空機が一定時間の遅延や結構になった場合にやむを得ず発生したホテル代、ホテルまでの移動の交通費、食事代などが請求可能。保険会社によって請求可能な項目が異なるので問い合わせください。この場合には航空会社より遅延/欠航証明書を必ずもらうようにしてください。

 

  • 寄託手荷物遅延費用・・・航空会社へ預けた荷物がある一定時間手元に届かなかった場合、スーツケース内に入っており、且つ必要な衣類や生活必需品を購入した際の費用。各領収書原本は必ず保管しておくようにしましょう。

③補償内容Ⅱ

では、海外で病気や怪我をした場合いったいどれくらいの期間補償してくれるのか??

 

  • 疾病の場合

初診日より180日以内に発生した当該症状による治療費用(初診日を事故日と設定する)

 

  • 傷害の場合

怪我をしたその日より180日以内に発生した当該症状による治療費(怪我をした日を事故日と設定する)

 

もし帰国間際の症状や怪我で現地で一切受診できなかったら・・・??

 

  • 疾病の場合

帰国後72時間以内の受診であれば保険対象。日本での初診を事故日とし、初診日より180日以内に発生した費用が請求可能。通院になっても安心!

  • 傷害の場合

上記の通り、怪我をした日から180日以内に発生した費用なので、帰国後72時間以内の受診など縛りはない。

 

いずれにしても、加入しているプランの補償担保額が上限となりますので気を付けましょう! また、アドバイスとしては支払った費用の領収書原本、診断書などはすべて捨てずに保管しておくことをお勧めします。原本がないと請求できない!なんてこともありますので。。。

④クレジットカード付帯保険

今では様々なクレジットカードに海外旅行保険が付帯されてますよね。多くのクレジットカード付帯保険は日本出国日から90日間の補償です。カードによって出国日を含む場合と含まない場合があるので気を付けましょう。またカードの種類(ゴールド、プラチナなど)によっては、当該カードで日本出入国にかかわる航空券代を決済している場合のみ保険付帯が認められるなどの条件があるので出国前に必ず確認してください。同じ保険会社でも任意保険とクレジットカード保険の主な違いは、補償額です。どうしてもクレジットカード保険のほうが少ない場合が多いですね。。万が一に備えて任意保険に加入しておいたほうが安心だと思います。

 

というのも・・・1泊入院で約1000万円ってこともあるんです!!!!!!

世界で最も医療費が高いとされているアメリカ!中でもラスベガスは群を抜いて高額です!!!ER (救急外来)を受診し、そのまま1泊入院となってしまったお客様が1000万円請求された事例も過去にあります!!

 

 

また、両者の保険は受診方法にも影響してくるんです!!!詳しくは次回書きますね(^^)

 

 

 

ここまで長々書きましたが、あくまで一般的、こんな過去事例もあるんだなと参考として理解頂けたら幸いです。細かな約款は保険会社ごとに異なるので、実際事故が起こったらまずはご加入の保険会社へお電話してみてくださいね。

 

また今後は、実際の受診時の流れや対象外項目、気になる歯科案件などPART 2、3・・と続けていくつもりなので次回もぜひ読んで頂き、いざというときに備えてください!!(^^)

 

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