前回の記事で「就活に“海外経験”が生かされない5つの理由」をご紹介しました。

じゃあ実際どうしたらいいの?

どういうふうに留学生活を過ごしたらいいの?

という疑問にお答えします。

―帰国前や帰国直後にTOEICを受けておく

TOEICができる=英語が話せるというわけではありませんが、やはり日本の就活ではTOEICのスコアが必要になってきます。どうせ受けるなら一番英語力の高い帰国前か帰国後すぐに試験を受けましょう。目安としては、大学生の平均スコアが560点ほど。企業側が期待するスコアとしては、新卒社員では565点、中途社員では710点となっています。
こちらの点数はあくまで目安です。英語ができます!と自信を持って言えるのは800点からではないでしょうか。

―“経験”をアピール

TOEICの点数が云々・・・と書きましたが、もっと大切なのは海外に行ってどのような“経験”をしたかです。知り合いもいない異国の地にひとりで行けば、大変なことや自分の思い通りにいかないことの方が多いです。そこで苦労したことをどのように乗り越えたかという“経験”を、語れるようにしておいてください。自分の感じたこと、大変だったこと、でもわたしはこう乗り越えました!こう切り抜いてハッピーになりました!思っているだけではなくて、口から出るようにひとつひとつまとめておくといいですね。

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最初は英語力を伸ばそうと勉強していても、いつのまにか勉強以外が楽しくなっちゃって・・・結局勉強できてない!なーんてことになっていませんか?海外に来る前に持っていた目標を忘れないでください。勉強をしにきたのなら、それを何らかの試験の点数に残しておくことをおススメします。自分の最初の“目的”を忘れずに、ふわふわ人に流されないでください。結局日本に帰ってから、「海外で何をしてたの?」と言われてしまいます。初心忘れるべからず!!

―まとめ

留学の間にTOEICの勉強をしていくら点数を上げても、英語を“会話”として使えなければまったくもって意味がありませんよね?まずは語学力を向上させてください。ですが、あくまで英語はツールです。次はそこにプラスアルファでなにか自分がアピールできることを探してみて下さい。
そのためには、まわりの人に流されず、いろんなところに行って、いろんな人と出会って、たくさんのものを見て聞いて感じてみて下さい。きっとあなたは誰にとっても興味深い人になるはずです。
そうすれば就職活動でも“みんなと同じ”人にはなりません。きっと就活でも一目置かれる存在になるでしょう。